2015-01-01から1年間の記事一覧

ガヤトリーマントラ2

年も押しせまってきました。今年も今日を含めて残り3日です。いろいろ済ませてしまわなくてはならないこともあるのですが、少しはしょって、本当に必要な年を迎える準備に集中しています。この記事が私の今年最後の記事になります。この一年何らかの形で読ん…

川の水を川に戻す

インドでは川で沐浴し神に祈りを捧げている方々がいます。川の水を手にすくい、祈りと共にその水を捧げます。その水は元の川に帰っていきます。 師の促しにしたがって、また私自身の内なる衝動もあって、時々奉仕をしています。私の住んでいる自治体に元ホー…

愛の気づき

今年は愛について学ぶ機会を与えられました。愛に関する勉強会に参加したり、書籍を読んできました。本当は愛を実践する一年であるべきだったのですが、私にとっては愛を実践するための学びの一年でした。今年学んだことは来年以降に生かしたいと思っていま…

霊性修行

霊性修行とは、具体的には神仏の御名を唱えること、瞑想、奉仕の行為、聖典を読むことなどのことです。霊的な活動、霊的な目的をもった行為のことです。私は自分の内なる状態を良好に保つために(そして内なる状態が保たれていれば、自動的に外的な状況も保…

種をまく

甥と生活しているとよく思うのですが、教育というのは種まきが大部分ではないかという気がします。何かを教えて短期的なその結果ばかり求めていれば、ときに不満を抱くこともあるのですが、そうではなく、子どものハートに種を蒔いてそれがゆっくり育つよう…

セルフリスペクト(自尊心)

「どんな人でも、家の中では有名人なんです。・・・人間がそれ以上の有名というものを求めるのは間違いではないかと思いますね。」(鶴見俊輔) 私は有名になりたいと思ったことはないのですが、若いころは承認欲求(人から認められたいという欲求)は人並みに…

森(forest)の中で休む(rest)

お仏壇での礼拝時には、ろうそくを灯し、線香をつけ、りんや木魚を鳴らし、生花を活けます。それは目で清らかなものを見、耳で清らかな音を聞き、鼻で清らかな香りをかぐ、つまり私たちの感覚を清める働きがあるといいます。普段の生活の中で私たちは知らず…

欠点の自覚は変容のチャンス

人間には誰でも向上への強い衝動があると思うのですが、向上するためには良いことをする道もありますが、もう一つ欠点を取り除くという方法もあると思うのです。エネルギーに満ちていて、あれがやりたい、これがやりたいという意欲でいっぱいの場合、その気…

食事の重要性3

最近行った血液検査の結果が少しよくなかったので、食事や運動を含めて生活を見直しています。今日はその中で食事について書きたいと思います。 私は15年ほど菜食を続けています。ラクトベジタリアン(乳製品を摂るベジタリアン)です。小食や時に断食を勧め…

フォロワーシップ

今日は私が考えたこと、気づいたことを書くのではありません。どのような意味かよくわからないまま放置してきた問題の答えを新聞に見つけることができてうれしかったので、それについて書きたいです。 私は愛読しているのですが、今年になって朝日新聞に折々…

一体性と言葉・お金

教育に関心があって、本を一冊手に取りました。それは法隆寺の宮大工西岡常一氏の唯一の内弟子である小川三夫氏の本『棟梁』です。彼は飛鳥天平時代の建築を見て彼らと会話ができる弟子、そして自分たちが今作っている多くの寺院や神社拝殿を解体修理するで…

執着

霊性の道の障害となるものはたくさんありますが、主な2つを上げろといわれれば、一つは「私me」というエゴと「私のものmine」という執着になると思います。エゴとは自分を肉体と同一視したときに生じる「私が、私に、私を」という感覚であり、執着も肉体の…

開設4年

このブログを開設したのが4年前の10月1日でした。それから4年もの時間が経っています。1週間に1つのペースで書いてきたので、記事は200と少しに達しました。4年間にしては少ないかもしれませんが、自分の思っていることを書くことができたのである程度満足し…

オリジナル

いつも小難しいことを書いています。同じようなことを視点を変えて、さまざまに書いているような気が自分でもしています。読んでくださる方々に感謝しています。これからもよろしくお願いします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 東京オリンピッ…

辰巳芳子さんの記事に思う

新聞に料理研究家の辰巳芳子さんのインタビューが載っていました。『台所から考える「いのち」』という題で、今の日本の政治の状況や食について語っていました。すでに90歳で、私は知らなかったのですが、「いのちのスープ」運動で知られている方のようで…

仏教

自分の記事を検索してみると、仏教の内容を含む記事はいくつかあったのですが、「仏教」のタイトルで今まで一度も書いたことがありませんでした。これまでに書いた内容と重なる部分もありますが、今日は仏教について自分の思うところを簡単にまとめてみまし…

理想―人の力を引き出すもの

「力への意志」。確かニーチェの言葉だと思います。力といえば権力や軍事力のことを思い浮かべ、否定的な印象をもっていらっしゃる方もいるかもしれませんが、私は人が力を求め、身につけることはいいことだと思います。体力、知力、心の力、霊的力、経済力…

生活をシンプルにする

生活をシンプルに。私の最近の願いです。 断捨離という言葉もここしばらく聞かれます。いろいろなものがまだ手元にありますが、不必要なものをこの数年でだいぶ処分しました。物の処分の他にも、人間関係の整理、物事・生活習慣の整理にも心がけています。 …

ラーマクリシュナパラマハムサ

人に田中嫺玉さんのことを聞きました。先生には付きましたが、彼女は主婦で、ほとんど独学でサンスクリット語を学び、「バガヴァッド・ギータ」やラーマクリシュナパラマハムサの言葉を集めた「不滅の言葉コタムリト」などを原典から訳した方です。その田中…

神を縛る

神との関係を考えるとき、3つの段階があると言います。まずは「私はあなたのもの」という段階、次に「あなたは私のもの」という段階、そして最後に「私とあなたは一つ」という段階です。 「私はあなたのもの」とは神の与える状況を完全に受け入れることです…

数学とシンボル

エンジニアでなく普通の日常生活を送っているならば、高度な数学は必要ありません。仕事で帳簿をつけたり、家で家計簿をつけるのが主に数字を扱う機会ではないかと思います。中には高度な数学など学ぶ必要はないという人もいます。確かに一理ありますが、中…

g,o,dとgod

すべての知識は人間の心の中にあると言われます。宇宙に関するすべての歴史も人間の中にあると言われます。西洋の心理学で無意識と呼ばれるものは、心の中にあって普段目に触れることのない人類の歴史が詰まった「書庫」のことではないかと思うのです。教育…

さまざまな言葉

本来体験を通じて思考が促される方がいいのかもしれませんが、世界に夢をはせる私は他の人の体験や知恵を含んだ言葉を愛してきました。言葉の虫の端くれだと思っています。 今日は最近心に留まった言葉をいくつか記録をかねて残しておきます。 ・Problem See…

Survival is a key to success

成功は好ましいものです。何かを実現しようとして一生懸命努力をしてそれを達成することは、もし叶うならすべての人に許されるべきことです。若い人の多くが夢を持っています。好ましい夢ならば、わずかでも助けになれたらと思うこともありますが、私にでき…

人工知能と人間的価値

最近人工知能に関する話題に接することがあります。マイクロソフト社を作ったビル・ゲイツ氏や車椅子の科学者ホーキング博士たちが人工知能の開発が進んだ未来に憂慮を示しています。グーグルが人工知能を搭載した車を開発していて、それを利用すれば、人間…

霊性2

以前霊性について書いたとき、霊性=愛だというようなことを書きました。それはそれで正しいと思っています。Love is God , live in love. (愛は神です。愛に生きなさい。)愛そのものは神であり、朝目が覚めてから夜寝床に着くまで愛に満たされ、愛の道か…

ローカルとグローバル

ローカルとグローバルという二つの考え方があります。私はかつて学生のころに論文を書く機会があれば日本語で書きたいと思っていました。病気をしたことで途中で学業をやめ、それを実現することはなかったのですが、20数年前の当時でも英語で論文を書くこと…

聴くとは、動けなくなることだ

数日前の新聞に載っていた言葉「聴くとは、動けなくなることだ。」(朝日新聞:折々の言葉79)を読んで、長年感じていたことが、私だけのことではないのだと理解しました。 普通聴くとは、たいてい聴きたいこと、理解できることを聴くことだけれども、本当の…

友なるもの

かつても書いたことがあると思いますが、インドの主な神様は108あるいは1008もの数の名前をもっています。帰依者たちが崇める神様に見るさまざまな特質がうかがわれます。インド人はこのようなたくさんの名前を唱えることを習慣にし、それを通じて神について…

全託1

今私が大きな関心をもつ霊的テーマは至福と全託なのですが、至福を実感するのはまだ時間がかかりそうですし、それよりも日常生活で愛を実践するほうが先なような気がしているので至福はもう少し年をとってからの課題かなと考えています。もう一つのテーマで…