2017-01-01から1年間の記事一覧

今年一年ありがとうございました

今年も残り1週間をきりました。クリスマスが過ぎ、大掃除や正月の準備が頭の中にある方が多いことでしょう。私も大雑把にですが、今年中にすましておきたいことをすませ、あとは年越しの準備に気を回せばいいところまできました。今年も無事に年を越せるよう…

輪廻転生

輪廻転生、いわゆる生まれ変わりのことです。私はこれを信じています。日本には輪廻転生を普通に信じている人が3割少しいるという調査結果を目にしたことがあります。3割は個人的には少ないような印象を受けるのですがどうでしょうか? 何というか、いわゆる…

日本の里

私は冬(というかヘビが出なくなる季節)になると、時間に余裕のあるときに山歩きをします。山歩きといっても、自分の住んでいるところから数十キロ以内の、地元の人しか知らないような里山を歩くのがほとんどで、標高が1000メートルを越えることはありませ…

ガネーシャ神

触れたことがあったようで、しかしほとんど触れたことのなかったガネーシャ神(こちら)。インドの神様です。少し前に『夢をかなえるゾウ』という本が話題になったようで、私は読んでないのですが、それはガネーシャ神に関するお話であったようです。 私は真…

バガヴァッド・ギーター2

その優れた読者ではないのですが、霊性について語るならギータについて時々は語りたくなるもの。最近新しいことを知ったのでそれについて触れたいと思います。 サンスクリット語の原典を見たことがないので伝え聞くばかりなのですが、ギータの一番最初の言葉…

信仰1

私の今年のテーマは「信仰」でしたが、徹底的に探求したというほどではありませんが、1年ほど前よりは理解が深まったという感じでその点は良かったと思います。信仰が深まれば、おそらくは世間への関心が減ると思うのですが、少しばかりは減りました。インタ…

ヴェーダ

ユネスコ無形文化遺産に登録されているヴェーダ。インドで太古から口伝で伝えられてきたマントラの総称です。このブログでも時々ヴェーダのマントラの一節を取り上げることがありますが、とはいってもヴェーダに関してそれほど知識があるわけではありません…

表象2

前回の記事を書いてからまた表象について考えてみました。シュタイナーは次のようにいっています。 「外界との関係を豊かな内容あるものにしようと思うなら、自分の感情や表象を大切に育てなければならない」 そう表象は大切に育てるもの。今日は表象を育て…

表象1

私は哲学(といっても正統なものではないです)が好きですが、ここ何年か気になっている一つの概念があります。それは「表象」というものです。 ウィキペディアによれば、表象(representation)の一般的な意味は、「知覚したイメージを記憶に保ち、再び心の…

片付け

10月も終わりに近づき、今年も残り2ヶ月とわずか。毎年この時期になると片付けのことが気になります。実は私は片づけが大好きです。ただ掃除はそれほどではなく、しかし物や情報などが整理整頓されていないと落ち着かない性分です。おそらく過去生でドイツ人…

決断力

5つのDというものがあります。 discipline(規律) duty(義務) devotion(帰依) discrimination(識別) determination(決断力) どれも人が身につけておいていいものです。私の見解では、日本人にはまあ規律はあります。義務の観念もあります。帰依心のある…

カルトの見分け方

インターネットでニュースを見ていたら江川紹子氏の記事に出くわしました。江川氏は私が信頼しているジャーナリストの一人ですが、彼女はかつてオーム真理教の信者に攻撃された経験があり、カルトの問題に強い関心をもつ方です。そのためかつてダライ・ラマ氏…

舌のコントロール

五感は視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚です。人間はこの五感の誘惑に惑わされてしまいます。テレビや映画を見ているとそれにひきつけられる、おいしいものを食べているとどを越えてそればかり食べるようになる、などなど。何でもほどほどすなわち中庸が好ましい…

一体性(unity)3

現代に日本でほとんど聞くことがなく、しかし深い意味を湛えていて広まって欲しい言葉がいくつかあります。一つは霊性、一つはダルマ、一つは一体性(unity)。他にもありますが、この三つはどれも深く探求するに値するもの。初めてこれらの言葉を聞いた人は、…

マンダラのような世界

最近読んだネット上の記事で宋美玄氏のものが少し気になりました。(こちら) この記事に中に次のような言葉があります。 「しかし私は、いくら相手が記憶に残らないほど幼くても、子どもたちに手を上げたくはありません。理由はただ一つ。子供たちに「暴力…

知性と知能

知性と知能は似た言葉です。ただそれぞれの言葉を人はいろいろな意味で用いているかもしれません。私には私の語法というか語感があって、以下のように使い分けています。 「知能」…簡単に言えば頭を使うことです。ある種の計算のようなものかもしれません。…

完璧・完全について

完璧、完全。これにこだわりだしたら、きりがありません。しかし性分なのでしょう、たまにこのことが気になります。完璧、完全についてのそもそもの定義がはっきりしていないのも問題です。英語では完璧はperfection、完全はfullnessと表せるのかもしれませ…

見つける人

最近似たようなニュアンスの言葉に出会いました。 「多くの人は、『自分に足りない何かを見つけなくてはならない』『この瞬間以外に何か必要なものがある』と考えている。そうして秘密の何かを探し続ける。それでは『求める人』になってしまっている。――あな…

良心に沿って生きる

(自分の過去の記事を検索すると、良心をタイトルにした記事を書いたことがなかったようです。ですので今回取り上げてみました。) 良心に従いなさいとはよくいわれること。この良心とは、人間に内在する神性の(微かな)動きのようなものが意識へと伝わって…

ガンジー2

今日は8月15日、終戦記念日です。日本だけでなく他の多くの国でもこの日に式典があります。例えばインドでは今日は独立記念日。最近ちょっとした機会にガンジーに関する文章を目にすることがあって、インドの独立の父といわれるガンジーについて再び書きたく…

籠(かご)と水

久しぶりに真宗の教えに関することを書きたいと思います。 『蓮如上人御一代記聞書』(現代語訳:本願寺出版社)の中に次のような話があります。 ある人が「私の心はまるで籠に水を入れるようなもので、御法話を聞くお座敷ではありがたい、尊いと思うのです…

倫理は論理

自分が軽くない病気にかかったこともあって、もう15年以上も前になりますが、福祉関係の本を何冊も読んだことがあります。おそらくその中の一冊に書かれていた言葉だと思うのですが、最近ふと思い出したものに「倫理は論理」という言葉があります。 倫理は価…

アートマとエゴ

アートマとは自らの真の存在のことで、エゴとは自らを肉体と同一視したところから生じたありとあらゆる心理、理論のことです。つまり、自らの肉体は真の自己ではないということです。 肉体、感覚、心(マインド)、知性(ブッディ)、エゴ、アートマの順にそ…

恩寵あるいはファンタジー

前回取り上げた詩 鳥はあなたのもとに 翼は私のもとに 足はあなたのもとに 道は私のもとに 目はあなたのもとに 形は私のもとに 物はあなたのもとに 夢は私のもとに この世はあなたのもとに 天国は私のもとに このように私たちは自由であり このように私たち…

鳥はあなたのもとに

鳥はあなたのもとに 翼は私のもとに 足はあなたのもとに 道は私のもとに 目はあなたのもとに 形は私のもとに 物はあなたのもとに 夢は私のもとに この世はあなたのもとに 天国は私のもとに このように私たちは自由であり このように私たちは結ばれている こ…

CとO(科学と霊性)

前回取り上げた言葉「科学は「?」を積み重ねて進歩するが、仏法は「!」と気づかされて立ち止まる(仏光寺掲示板)」に関して、もう少し書いてみたいと思います。前回は?と!を対比しましたが、書いたあとに「立ち止まる」という箇所が気になったのです。 科学…

和魂洋才

おもしろい言葉を見つけました。 科学は「?」を積み重ねて進歩するが、仏法は「!」と気づかされて立ち止まる(仏光寺掲示板) 私はこれに似た言葉を聞いたことがあります。 科学はanalyze(分析)するが、霊性はrealize(実現、気づく)する。 人が頭で考え…

あやつり人形の糸

霊性における最高の真理によると、この世には神しか存在せず、人間というものは存在しないそうです。ただ一者のみが過去も現在も未来も存在し続けるだけで、私たちが外界に見る多様性は幻に過ぎないとのこと。何億という人間たちの日々の生活は、唯一存在す…

過去のブログ記事の振り返り

先週の記事の最後に書いたのですが、過去のブログ記事のフォントの大きさが不ぞろいになって、一部醜くなっているところがあり、それらを修正することにしました。思っていたより修正に時間がかかりませんでした。しかしその作業中、思うことがあったので、…

社会は実在する!?

奇妙な話なのかもしれません。最近ある社会学者が社会は存在すると書いてあるのを読みました。そういうことを考えたことがなかったので新鮮でした。このように書いてあるということは、もしかしたら社会は存在しないと主張する人もいるのかなと思いました。…