#練習用

Yahooブログ8年間を振り返って

これがYahooブログでの最後の記事になります。このブログを始めたのが2011年10月1日。約8年間にわたってほぼ毎週1回書き続けてきたことになります。8年間は長いといえば長いのですが、実感としては4~6年くらいの感じで、それでもよくその期間書き続けてきた…

一年の目標の途中経過

7月になりました。今年も半分終わってしまいました。早いといえば早いですが、今年の1月に何をしていたかあまり思い出せなくてだいぶ昔のように感じます。つまりそれなりに時間の経過があったというのが実感です。小学生の頃のように濃密な時間ではないけれ…

多様性2

以前にも書きましたが、この世は多様性によって成り立っています。人が7~80億人いようとどの二人も似ていません。みな異なった個性をもっています。とてもすばらしいことだと思います。人だけでなく、生物種もそうです。さまざまな生物もさまざまな人の個性…

知的生産あるいは知性について

知性についてはたまに部分的に触れてきたのですが、知性を中心テーマにして書いたことはこれまで数えるほどしかありません。世の中には頭を使いたがる人が多いのですが、おそらくそういう人は知性に関心があるのかもしれません。たとえば自分のことを知的だ…

理智鞘3

先週に引き続いて五つの鞘の内の理智鞘についてです。先週の補足のような感じです。 五つの鞘とは、食物鞘、生気鞘、心気鞘、理智鞘、至福鞘のことです。この五つをある面からわかりやすく説明すれば、無機物・鉱物は食物鞘だけからできています。鉱物はいわ…

理智鞘2

かつて平安時代には宮廷の女性は十二単を着ていたようですが、真の自己=アートマは五重の衣服を着ているとされます。かつて何度か書いたことがありますが、それは五つの鞘と呼ばれます。食物鞘、生気鞘、心気鞘、理智鞘、至福鞘の五つです。食物鞘は肉体のこ…

平成を振り返って

平成が今日で終わります。なじんだ元号が明日から過去のものになるのは、少し感慨深いです。昭和から平成に代わって以来、私は2度目の改元を経験しますが、日本人としてやはり大きな節目のようなものを感じています。 昭和から平成に変わったのは1989年1月で…

ハートと頭(マインド)2

日本語では心という一つの言葉で表されるけれども、英語ではheart(ハート)とmind(マインド)という二つの言葉がそれに対応しています。この二つの関係については一度書いたことがあるのですが、今日もそれに関していくつかのことを書き加えたいと思います…

思想を紡ぐ

私は思想の人が嫌いでした。何となく思想の人は他者に対して高みから攻撃するような印象があって、どんな思想であろうとも暴力性があると感じていたからです。思想の人は人間よりも思想の方を大切にしているようなところもありますし。 しかし思うのですが、…

肉体は世界が体現される場

先週は、社会が自己を入れる容器で社会へのコミットメント(関与)や奉仕を通じて自己が拡大していく、そしてその拡大こそが人生だと書いたのですが、その続きです。 たとえば目の前に誰かがいて、その人が何かに苦しんでいるとします。その人と共にいると、…

社会は自己の拡大

先週神と帰依者の関係は、社会の骨格をなすということを書きましたが、今日も社会のことについて触れてみます。 おそらくは少なくない人が、自分とは何かと問われたならば自分の体のことだと答えるでしょう。人が死ぬと、その人の肉体はあっても周囲の人は嘆…

Life is a picture, paint(draw) it!

かつてこのブログでは、Life is a challenge, meet it! Life is a dream, realize it! Life is a song, sing it! の3つについてそれぞれ書いたことがありますが、今日はそれに一つ新たなものを加えます。Life is a picture, paint(draw) it!(人生は絵です、…

投影

数十年前からたまに耳にすることがあった「投影」という言葉。今取り上げるのは心理学用語である投影です。この言葉を扱った文章はなかなか複雑で若い頃はなかなか理解できず、長い間放っておきました。しかし最近ふとしたきっかけで投影とはこういうものの…

変容3

まだ年が明けて半月くらいなので、まだ新年の気分が少し残っている方もいるでしょう。新たな気持で一年をはじめ、新しいことに挑戦するいい機会です。そういう人には大きな飛躍を目指して欲しいと思います。せっかくですので、新年に少し関係して、人が少し…

新年の抱負2019

年が明けてから1週間以上経ちましたが、今年初めての更新なのでご挨拶いたします。明けましておめでとうございます。生活によほどのことがない限り、今年も一週間に一度書き続けていくつもりでいます。私の個人的な思いを書くしかないのですが、読んで下さる…

今年も一年ありがとうございました

クリスマスの今日、幼い子どもさんのいらっしゃるご家庭ではサンタさんの訪問を喜ばれたところもあると思います。クリスマスはイエスの御教えを静かに味わうのがいいと思うのですが、サンタさんが多くの子どもたちに夢を与えているのも事実であり、ただサン…

characterとpersonality

私の狭い知見によれば、人格の意味を持つ英語の単語にcharacter(キャラクター)とpersonality(パーソナリティ)があります。そして詳しくはわからないのですが、心理学ではpersonalityが人格をあらわすのによく用いられていると聞いています(間違っていた…

日本精神文化の柱

身の程をわきまえずに、日本文化について触れてみたいと思います。日本においては太古よりさまざまな思想や文化の潮流があったでしょうが、今現在私が気づく範囲に関してその特徴を上げてみます。 現代日本の文化は、日本古来からの文化、中国由来の文化、イ…

御名3

前回、感情は人と世界を結びつけるものだと書きました。この世に生まれてきた以上、この世とのつながりは大切なので、感情の役割は重大だといえます。 一方で人は神とも結びついておくのがふさわしいと私は常々思っています。この世界や人間を作り出した存在…

感情について

私はかつて人から理知的な人だといわれたことがあります。感情的か理知的かというわかりやすい分類をするならば、理知的といっていいかもしれません。自分でも思うのですが、おそらくは感情がそれほど豊かな人間ではありません。感情面では控えめなところが…

答えとしてのダルマ

最近おもしろい言葉に出会いましたので、それに触発されたところを書きたいと思います。 「この世界は幻想である。しかし幻想であっても、真摯に向き合わなくてはならない。本当はこの世界にいない状態でありながらも、同時にこの世に生きる方法を見出すこと…

山歩きと林住期

これまでもこのブログで幾度か山歩きについて触れてきました。おそらくは飽きっぽいところのある私ですが、山歩きは細々とですが続けています。かなりの魅力があるのは確かです。 今年はいい山アプリにめぐり合い、それを通じての他の山愛好家との交流で、山…

南無阿弥陀仏

日本の浄土系宗派の御教えの要点は結局のところ南無阿弥陀仏の名号につきます。私もこの名号についていくたびか考えてきたのですが、1000年以上続く名号にまつわる教義についてすべてたどることはできず、今は限られた自分なりの理解でそれを大切にするしか…

24時間神を想う

もうだいぶ前になりますが、『24時間神を想う』というテーマである方が話されていたのを聞いたことがあります。ずいぶん以前なので、詳しい内容については忘れてしまいましたが、24時間神を想いながら過ごすことが大切だということを力説されていたように記…

牛2

ゴー ブラーンマネービャ シュバマストゥ ニッティヤム (知識〔牛〕と知識の教師たちが常に健在でありますように。) これは平和を祈るマントラの一部です。ゴーは知識という意味があるようですが、私は牛をすぐに思い浮かべます。ブラーンマナはおそらくイ…

人類史・文化史の実験場

先日新聞の書評を読んでいたら、「柳田(国男)は日本列島を、日本人というより、人類史の実験場とみなしていた」との記述が目に入りました。興味をかきたてる言葉です。これは歴史の実験に関する本を柄谷行人氏が紹介している記事中の言葉です。 大雑把にし…

麻原氏処刑に思う

先日オーム真理教の元教祖とその信者たちが処刑されました。いくつかの点で議論が起こっているようですが、私も思うところを少し残しておきたいと思います。 私は宗教や特に霊性というものに関心をもっているので、宗教や霊性についてまったく知らない人より…

三種類の知識

『バガヴァッド・ギータ』においてグナ(特性、属性)の理論は重要な地位の一つを占めます。それはある種の多様性について述べたものであり、自然を説明する理論でもあると思うのです。グナ(特性、属性)には三つあります。サトワ(純性)、ラジャス(激性)…

環境の変化は食物の変化

特別大きな変化ではないのですが、今年の4月から少し生活リズムが変わり、今だに慣れないところがあります。生活の変化に合わせて変えるべきところは変えればいいのですが、人間は歳をとるとなかなか新しい習慣を身につけるのが難しいと聞きます。正確なこと…

インド3

今週もインド(の原理原則)についてです。これも人から聞いたことです。 「インド人にとっての父はパラマートマであり、母はサナタナダルマです。」 インドにはパラマートマとアートマという似た言葉があり、それぞれが何を指し示すかによって同じものだと…