愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

霊性2

 以前霊性について書いたとき、霊性=愛だというようなことを書きました。それはそれで正しいと思っています。Love is God , live in love. (愛は神です。愛に生きなさい。)愛そのものは神であり、朝目が覚めてから夜寝床に着くまで愛に満たされ、愛の道からそれずに生きることが霊性です。

 しかしながら、伝統的な日本文化の中で育ってきた人、そうでなくても現代的な普通の日本人の中には「愛って何?」という人もいます。クリスチャンのように愛に関する説教をよく聞いている人は愛について理解を深めているでしょうが、愛を肉体の愛と混同している人も世の中にはいます。そういう方が霊性について理解を深めるには、また別の視点も必要なのかもしれないと思うようになりました。

 Work is worship , duty is God.(仕事は礼拝です。義務は神です)。これも霊性の一つの定義なのではないでしょうか? 日本人には勤勉な人が多く、物を作る際も、サービスを行う際も扱う人や相手の人のことを考えて真心から仕事に携わっている人がいます。礼拝というと神仏に対する礼拝を思い浮かべますが、人の心のうちに神仏はいらっしゃいます。人に対して真心から捧げられた仕事は神仏に届くといわれます。あたかも礼拝のように仕事をなすこと。これは霊性です。

 お釈迦様は、「この世は苦である、この世は空である、この世は儚い、この世は汚れている」とおっしゃいました。だから、この世のことを考えず、ただ与えられた義務に集中しそれをなせ、それがダルマ(法)であると説きました。家庭での義務、社会での義務、それらを誠実に果たすことは霊性です。

 仏教の影響が強く、勤勉な国民性の日本人には Work is worship , duty is God. といったほうが霊性を理解しやすいのかもしれません。いかがでしょうか?

 霊性はプロセスだといっていた人もいます。何かの流れの中に人は生かされている。その中でなすべき役割を果たしていれば、それだけでいいと。その流れ、プロセスを感じることができる人は、霊性について幾分かを理解していると思います。