2013-01-01から1年間の記事一覧

この1年ありがとうございます

Leonardo castagnari 今年も今日で終わりです。餅つき、おせち作りも終わり、新しい年を迎える準備ができました。2013年は特に事故や大病もなく、日々をつつがなく過ごすことができて、まあまあの年だったと思います。1年歳をとるということは、人生が1年短…

クリスマス2013

Personal Trainer-IF 私はクリスチャンではないのですが、新約聖書をもっています。あまり読む時間はないのですが、ときどき目を通すと、教えのすばらしさにいつも心を打たれます。 「人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくその…

東西南北(news)

Chema Comez お遍路さんの用いる菅笠に 本来無東西(本来、東西は無く) 何処有南北(何処に南北は有る) 迷故三界城(迷う故に三界は城) 悟故十方空(悟る故に十方は空) という句が書かれているそうです。 東西南北は相対的なもので、日本から見れば、東…

宗教と自己実現(realization)

Lan Pham 私は宗教の領域のことについてよく考えますが、世の中にどのような宗教団体や宗教法人があるかについてはほとんど関心がありません。果たして新しい宗教団体が必要なのか、その宗教団体は本当に宗教団体なのかなど考えようと思えばいくらでも考える…

感覚と心の歪み

ゆっくりとする時間が欠かせません。静かな時間の中で心を落ち着かせなければ、人生の味わいや平安を感じることができません。もちろん多くの方と人生を分かち合い、共に仕事をすることも大きな喜びなのですが、沈黙のうちに憩うことを好みます。 チャンドラ…

他者を必要とするとき

私はよく考える人間でした。よく悩む人間でした。考えれば結論は出るものだと思っていました。問題となっていることの本質をつかめば、物事は解決すると思っていました。しかし、これまでの経験からいうと、一人で考えても結論のでないことはたくさんありま…

歴史(History)=神話(His story)

作られた制度・思想・文化はすべて歴史的産物なのではないかと思います。この世は時間と空間に制限され、その中で人は生きます。時間と空間に制限されたこの世はひとつの幻(舞台セット)です。 ある哲学者は、数学は歴史を超えたものだと考えていたようです…

ささやかな買い物

今年もいろいろなものを買いました。そのうちのいくつかはとても役立ちました。振り返ってみるとそれらはすべて食べ物関係でした。 家にきよみ(オレンジの一種)の木があるのですが、昨年末から今年の春にかけてたくさん実がつきました。むいて食べていたの…

雑念の整理

私はかれこれ十数年、毎日欠かさず瞑想を続けています。調子のいいとき、余裕のあるときは30分くらいしますが、時間がないとき、体がしんどいときは数分程度です。自分でもよく続いているなと思います。入浴しないと体のベトベトが気になるように、瞑想をし…

日本の行く末

私は他国のことをほとんどニュースを通じてしか知りません。だから実際外国の人がどのようなことを思い、どのようなことを感じながら生きているのか想像することしかできません。だから今日書くことはいつにもまして個人的な思い入れにしか過ぎません。 みな…

妙好人とバクタ(帰依者)

今の時代にはほとんど知られていないように思いますが、かつて日本には阿弥陀仏の奇特な一群の信者たちがいました。一群といっても彼らは群れているのではなく、奇特な信者が各地に数多く存在していたということです。彼らは妙好人と呼ばれています。私は彼…

世界の問題とかかわり合う-当事者性

学生時代にさまざまなルポルタージュを読みました。その中の言葉で今も心に残っているものがあります。それはベトナム戦争を取材した記録でした。あるベトナム人幹部はライターに「私たちは大丈夫です。やりぬく自信があります。心配しないでください。それ…

人生教育は体育

ちょっとしたきっかけで中学生(おい)と暮らしています。いろいろなことを話したり、教えたりするのですが、人の成長はゆっくりなので、実際に彼が私の言うことを吸収しているのかどうかなかなか表面からはわかりません。最初はそれに戸惑っていましたが、…

身土不二

身土不二という言葉があります。現在は食養の分野で用いられることが多く、人間の体と土地は切り離せない関係にあり、その土地でその季節に取れたものを食べるのが健康に良いという考え方だそうです。私はこの考え方に共感します。私の住んでいるところには…

サティアサイババ

私と同じくらいの年齢、あるいはもう少し若くて40歳前後以上の人の多くが彼(サティアサイババ)の名前と姿を知っていると思います。20年くらい前にマスコミでよく話題になりました。一方で30代よりも若い人のほとんどは彼を知らないと思います。 彼は2年前…

自由

人は自由について語ります。自由主義、自由経済などという言葉もあります。以前このブログでは運命について2回書きましたが、そのときに書いたように、私は人生の大きな流れはほとんど決まっているという運命論者です。杭とロープにつながれた牛がその範囲…

人間的価値

火には燃えるという性質があります。燃えなければそれを火と呼ぶことはできません。水には流れる性質があります。流れなければ、それを水と呼ぶことはできません。太陽には光と熱を与えるという性質があります。光と熱を与えなければ、それを太陽と呼ぶこと…

心の健康には体験が必要

私たちは、体の健康のためには、適度な運動を必要とします。金持ちは、おかかえ運転手付きの自動車で移動するかもしれませんが、まったく歩くことをしなければ、足腰は弱ってきます。健康を維持するために、人は歩かなくてはなりません。 心の健康を維持する…

祈り

宗教には祈りは欠かせません。私には祈りの習慣がありますが、毎日繰り返していると、時に心のこもらない祈りに陥りがちです。日々生かされていることに感謝できれば、祈りの時間をすばらしいものにすることができます。 人は周りの人の影響を受けます。周囲…

日本人の一つの特徴

本当かどうかはわかりませんが、日本人ほど自国のことを考える国民は少ないと耳にしたことがあります。他の国の国民には「自分の国はこういう国だ」という共通認識がすでにあって、それ以上国のことをいろいろ考えないそうです。しかし、日本人は日本という…

世界から学ぶ

観察と思考こそは、それが意識化されたものである限り、あらゆる精神行為の二つの出発点である。どんな常識的な判断も、どんな高度の科学研究も、我々の精神のこの二つの柱に支えられている。-自由の哲学-(シュタイナー) ルドルフ・シュタイナーのことは…

新しい言葉の必要性

私の尊敬している歴史家・網野善彦さんはおっしゃっています。「われわれの持っている語彙、用語は、まだまだ大変貧弱なのです」。現在私たちの用いている日本、金融、百姓などの言葉は現代とは違った使われ方をしていたそうです。これらの古くからの日本語…

経済成長

私はお金にあまり縁のないせいか、あるいは縁のないゆえにか、お金について考えることがあります。お金は人間にとって便利な道具だと割り切っています。お金はメディアだといいます。メディアとは人と人とを媒介するものです。お金が存在することにより、人…

アーナンダ(至福)

お釈迦様は成人するまでお城の中にばかりいて、世の中のことをほとんど知らなかったそうです。結婚して子どもが出来たので、親が外出の許可を出し、初めて人々に接することになったそうです。 お釈迦様が外出するとそこには病気で苦しんでいる人がいました。…

霊の力、魂の力

人間にはさまざまな力が備わっています。肉体の力、知能の力、感覚の力(見る力など)、言葉の力、魂の力などです。この他にも科学技術を発達させ、電気の力や火の力、水の力などを活用しています。 魂の力、霊の力について触れたいと思います。ここで霊の力…

信じる心

人間には信じる心が自然に備わっています。信じる心がなければ人間は1時間1日たりとも平安を楽しむことはないでしょう。人間と信じる心は切り離すことができません。 たとえば幼い子どもは母親を信じています。子どもは「母親を信じなさい」と誰かに教えて…

リーダーシップ

私はリーダーシップについて時々考えます。10年くらい前はリーダーシップには関心はほとんどなかったのですが、最近は結構重要なテーマだと思うようになりました。 なぜ日本は戦争の道を走ったのかずっと考えていました。たくさんではないのですが、何冊か戦…

意志をもつこと

半年くらい前だったか、人に聞いた話があります。何かいろいろ問題を抱えて悩んでいる人がカウンセリングを受けるとき、まずは自分の話をカウンセラーにそのまま受け止めてもらい、丁寧に聞いてもらうことが第一ですが、それだけではその人は回復に向かわな…

私の日本文化体験

ある人が利休に茶道の極意を聞いたところ、利休は「夏はいかにも涼しきように、冬はいかにも温かなるように、炭は湯の沸くように、茶は飲みやすいように、これで茶の秘事は済み候」と答えたそうです。 私は茶道のお茶をいただいたことは数えるくらいしかあり…

御言葉

私は不思議と梅雨時に体が疲れやすくなります。梅雨が空けてカッーと暑くなればなぜか調子は回復します。今日は、少し考えるのがしんどいので、師の言葉を引用させていただきます。 「電球を光らせ、扇風機を回し、マイクを機能させるのは、同じ一つの電流で…