その他

ささやかな買い物

今年もいろいろなものを買いました。そのうちのいくつかはとても役立ちました。振り返ってみるとそれらはすべて食べ物関係でした。 家にきよみ(オレンジの一種)の木があるのですが、昨年末から今年の春にかけてたくさん実がつきました。むいて食べていたの…

日本の行く末

私は他国のことをほとんどニュースを通じてしか知りません。だから実際外国の人がどのようなことを思い、どのようなことを感じながら生きているのか想像することしかできません。だから今日書くことはいつにもまして個人的な思い入れにしか過ぎません。 みな…

世界の問題とかかわり合う-当事者性

学生時代にさまざまなルポルタージュを読みました。その中の言葉で今も心に残っているものがあります。それはベトナム戦争を取材した記録でした。あるベトナム人幹部はライターに「私たちは大丈夫です。やりぬく自信があります。心配しないでください。それ…

身土不二

身土不二という言葉があります。現在は食養の分野で用いられることが多く、人間の体と土地は切り離せない関係にあり、その土地でその季節に取れたものを食べるのが健康に良いという考え方だそうです。私はこの考え方に共感します。私の住んでいるところには…

サティアサイババ

私と同じくらいの年齢、あるいはもう少し若くて40歳前後以上の人の多くが彼(サティアサイババ)の名前と姿を知っていると思います。20年くらい前にマスコミでよく話題になりました。一方で30代よりも若い人のほとんどは彼を知らないと思います。 彼は2年前…

日本人の一つの特徴

本当かどうかはわかりませんが、日本人ほど自国のことを考える国民は少ないと耳にしたことがあります。他の国の国民には「自分の国はこういう国だ」という共通認識がすでにあって、それ以上国のことをいろいろ考えないそうです。しかし、日本人は日本という…

新しい言葉の必要性

私の尊敬している歴史家・網野善彦さんはおっしゃっています。「われわれの持っている語彙、用語は、まだまだ大変貧弱なのです」。現在私たちの用いている日本、金融、百姓などの言葉は現代とは違った使われ方をしていたそうです。これらの古くからの日本語…

経済成長

私はお金にあまり縁のないせいか、あるいは縁のないゆえにか、お金について考えることがあります。お金は人間にとって便利な道具だと割り切っています。お金はメディアだといいます。メディアとは人と人とを媒介するものです。お金が存在することにより、人…

リーダーシップ

私はリーダーシップについて時々考えます。10年くらい前はリーダーシップには関心はほとんどなかったのですが、最近は結構重要なテーマだと思うようになりました。 なぜ日本は戦争の道を走ったのかずっと考えていました。たくさんではないのですが、何冊か戦…

私の日本文化体験

ある人が利休に茶道の極意を聞いたところ、利休は「夏はいかにも涼しきように、冬はいかにも温かなるように、炭は湯の沸くように、茶は飲みやすいように、これで茶の秘事は済み候」と答えたそうです。 私は茶道のお茶をいただいたことは数えるくらいしかあり…

御言葉

私は不思議と梅雨時に体が疲れやすくなります。梅雨が空けてカッーと暑くなればなぜか調子は回復します。今日は、少し考えるのがしんどいので、師の言葉を引用させていただきます。 「電球を光らせ、扇風機を回し、マイクを機能させるのは、同じ一つの電流で…

コンピュータと人間

昨日の新聞にコンピュータに関する記事が載っていました。最近はチェスや将棋でコンピュータが人間を負かし、クイズ番組でも人間を凌駕すると書かれています。また、文章を自動的に作成するようにプログラムされたコンピュータもあるようです。コンピュータ…

文化

オバマ大統領は次のように言っています。 “We are shaped by every language and culture, drawn from every end of this Earth. We know that our patchwork heritage is a strength, not a weakness.” (私たちはすべての言語と文化によって形作られていま…

生活の発見

最近は婚活や就活、終活という言葉をよく耳にします。就職先を見つけるのに一生懸命になっている人、結婚相手を見つけるのに一生懸命になっている人たちがたくさんいます。一昔前にはこれらの言葉はありませんでしたが、そのかわりずっと昔から日本には生活…

3.11

昨日は3月11日、東日本大震災が起こった日です。私も2年前のことはよく覚えています。津波の凄まじい威力に驚きました。原子力発電所の事故の際にも、状況がなんとか収まってくれるように祈ったものです。 私は東北地方から離れたところに住んでおります…

数学

私は学生時代に数学を専攻していました。どこに国でも1+1=2であり、社会科学、人文科学に比べ学問に普遍性があると感じていたからです。数学が苦手な人はそう思わないかもしれませんが、数学はとても創造的な学問です。私はその面白さのごく限られた一…

アフリカの人々

私はさまざまなニュースに目を通すようにしていますが、そのひとつにVOA(Voice of America)のサイトがあります。英語は少ししか理解できないので、本格的な英米のニュースサイトではなく、初学者向けのVOAのサイトを見ています。 このサイトでは、日本では…

状況に適応する経済人たち

ときどき優れたビジネスマンの書いたものを読むことがあります。物事の本質をつかむことができなければ、経営は失敗することが多いので、成功しているビジネスマンから学ぶことは多くあります。 最近関心を持っている人に宋文洲氏がいます。華僑ですが、日本…

日野原重明先生

家でとっている新聞に、101歳の現役医師日野原重明先生のエッセイが毎週土曜日に掲載されます。もう10年間も書き続けていらっしゃいます。私は毎回先生のエッセイを読んでいるわけではありませんが、いつ読んでもその中身は濃いものばかりです。このブログは…

年末年始

あけましておめでとうございます。2013年がいい年でありますように。 年末年始はやはり普段と違った雰囲気があり、1年が終わるなあ、1年が始まるなあと毎年気持ちを改めます。1年の計画を立てたり、抱負を抱いたりします。時間はいつも新鮮ではあるのです…

つながりの力

少し前に『つながり 社会的ネットワークの驚くべき力』という本を読みました。これは人間関係、ネットワークについていろいろ分析した本です。この本では人間をホモ・ディクティアス=ネットワーク人と呼んでいます。 以前耳にしたのを覚えているのですが、世…

3人の写真家

私は20年以上前、ジャーナリズムに関心を持っていました。私の学生時代のアイドルはロバート・キャパでした。ロバート・キャパはハンガリー出身の戦場カメラマンで、第2次世界大戦前後の戦争の記録を多く残しています。「崩れ落ちる兵士」や「ノルマンデ…

信託財産とお金の循環

お金持ちは財産を信託銀行や株式などに信託しています。もし自分の預けた財産が不適切な用いられ方をすれば、預けた人は怒ることでしょう。 ところで、私たちは死ぬとき、わずかばかりのお金すら持っていくことができません。親しい人を連れて行くこともでき…

健康法

私には持病があります。もう長い付き合いで、現代医学ではすぐに治る見込みのないものです。なんとか日常生活を営んでおり、今現在はひどい苦しみにあうことはないのですが、多分死ぬまで付き合うことになるでしょう。病気からの回復を長年祈ってきたのです…

隣人

私は20年ほど前にタイと韓国に行ったきりで、それ以来外国を訪問したことはありません。日本の中で普通に生活を送っており、外国人と日常的に接する機会はありません。 私の住んでいる街は在日韓国人、在日朝鮮人の方が多く住む街です。中学生の頃、同級生…

夏休み

暑い日が続いています。我が家は親がエアコンを嫌うので、扇風機やうちわで涼をとっています。小さいころからそうだったので、私もそれには慣れています。 今甥が来ています。甥は中学1年生で、休みになるといつも我が家に来ます。私には子がいないので、甥…

食事の重要性2

以前食事の重要性について書きましたが、再度食事について書きたいと思います。 私たちは食事をとらなくては生きてはいけません。しかし、何でも口にしてよいというものでもありません。体の健康、心の健康、魂の健康に良いものだけを口にすべきです。 人間…

集団の知性

最近面白い本を読みました。「『みんなの意見』は案外正しい」(角川書店)という本です。世の中には、優れた知性を持つ人に勝る人はいないと考える人がいるかもしれませんが、集団の知性はそれに勝ることが多々あるということを、いろいろな例をあげて示し…

山歩き

私は10年ほど前から山歩きをしています。有名な山へわざわざ出かけることなく、日帰りできる数百メートルから千メートルくらいの山に時々登っています。山歩きを始めたころはきつくてきつくてたまらなかったのですが、最近は慣れてきて、体が順応してきまし…

自信

私は長い間自信があまりありませんでした。勉強は比較的でき、スポーツもある程度こなせ、仕事もまあまあできました。でも自信はあまりありませんでした。自信のない人間がこの世を渡っていくことは大変なことです。ちょっとしたことが起こるだけで、神経を…