食事の重要性2

以前食事の重要性について書きましたが、再度食事について書きたいと思います。

私たちは食事をとらなくては生きてはいけません。しかし、何でも口にしてよいというものでもありません。体の健康、心の健康、魂の健康に良いものだけを口にすべきです。

人間の成長は食事と仕事によってもたらされます。食事とは感覚器官を通じて内に受け入れるものすべてであり、仕事は行動器官を通じて外に表現されるすべてのものです。車には良質なガソリンが必要なように、電気製品に良質なバッテリーが必要なように、人間にもよい食事が必要とされます。

私たちは口を通じて食物を摂取します。しかし、目を通じて見るものも目を通じて摂取した食事ですし、耳を通じて聞くものも耳を通じて摂取した食事です。暴力的な映像を見れば心が落ち着かなくなるように、卑猥な映像を見れば卑猥な気分になるように、感覚器官を通じて吸収したものはすべて心に影響を与えます。それに対し、口を通じて摂取した食物に関して人々はあまりに無知だと思います。

以前書いたように私はベジタリアンであり、肉や魚の塊はもう10年以上食べていません。またあまり外食をせず、家で調理したものを食べることがほとんどです。

調理する人の想念がその料理に移るという人もいます。レストランなどで食事を摂る際、私たちは調理人が何を考えながらそれを調理しているか知りません。私たちはそれに影響されます。家で調理したものを食べるならば、調理人の影響が少なくなります。「おふくろの味」と言いますが、それは母親の作った料理が口にあうだけでなく、母親が愛情を込めて作ってくれたものであるからおいしいのだと思います。

「ちりも積もれば山となる」と言いますが、人間の肉体は食事が積もり積もったものです。食物の性質が肉体の性質、健康を決めます。私は、人が人生を変えたければ、食事を変えることで(多少時間はかかりますが)簡単に変わると思っています。

肉にはたんぱく質があると言いますが、心には大きな悪影響があると言われています。タンパク質は豆類で容易に摂取することができます。ただし菜食には、ビタミンB12亜鉛、鉄分が不足しがちだと言われています。これらの問題をどうすればいいか少し考えることもあります。

仕事も大切です。私は金儲けには才能はないかもしれませんが、仕事は好きです。人間の一生は仕事に捧げられるべきだと思います。最後の息を引き取るまで仕事に携わることができれば、それは大きな幸せだと思います。仕事は職業でなくても構わないのですが、何か天職・神の思し召し(Calling)を見つけることができればそれに越したことはありません。