愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

アフリカの人々

私はさまざまなニュースに目を通すようにしていますが、そのひとつにVOA(Voice of America)のサイトがあります。英語は少ししか理解できないので、本格的な英米のニュースサイトではなく、初学者向けのVOAのサイトを見ています。

このサイトでは、日本ではほとんど報道されないようなニュースが読めるので、とても役に立っています。特に国連の関わっている仕事に関するレポートはとても面白く、世界の実相に気づかされることがあります。そのようなレポートに目を通して思ったのが、アフリカのことです。 私は世界に関心を向けるよう努めているのですが、アフリカ大陸と南アメリカ大陸において人々がどのような生活を送っているのかあまりよく知りません。他の地域に関しては少ないながらも日本で報道されることもあるので、多少はとっかかりがあるのですが・・・。そのアフリカについて思うことがありました。

化学物質に関するレポートによると、世界の多くの地域で農薬と化学肥料が使われていますが、そのほとんどの物質の健康への影響は研究されてないようです。そのためサハラ以南のアフリカでは、公衆衛生分野のODA総額を超える健康被害が農薬などによって生じたり、何百万人もの人が亡くなったりしているそうです。
また教育に関するレポートによれば、サハラ以南のアフリカの若者の3分の1ほどの人が何年間かの初等教育を受けておらず、読み書きのできない若者が億の単位でいるそうです。読み書きと計算能力、最低限の資産管理能力を提供するようつとめているNGOの存在も報告されています。
健康に関するレポートでは、これは発展途上国に共通の問題なのですが、精神疾患を治療する医者がおらず、人々の偏見と相まって多くの人々が野放しにされ、ひどい苦しみを味わっているとあります。
日本では考えられないことですが、これが世界の多くの地域で起きている現実です。

あるアフリカの人のインタビューを読んだことがあります。その方は「今アフリカに必要なのは霊性です。」とおっしゃいます。(霊性という言葉は世界中で受け入れられている概念だと思います)アフリカの人々も西欧近代的な思考方法や価値観を求められています。科学的知識というものは、それ自体は善でも悪でもないのですが、思考を特定の狭い領域に制限するものであり、そういうものばかりに触れていると、私たち一人ひとりの世界認識はお互いばらばら(pieces)になっていきます。当然そこには平安(peace)はありません。霊性はすべてを一つと見る目を与えてくれます。これがなければ、本当に世界はばらばらです。実際アフリカはばらばらになっているのではないかという思いが私にはあります。

教育機関が増えるのを喜ぶことは、我が子の水膨れの足を見て大きくなったと喜ぶ愚かな母のようなものです」とおっしゃっていた人がいますが、アフリカの問題はただ単に教育機関を増やせば解決できるものではないように思います。(どのような教育を行うかが大切だと思います)日本にいてできることは少ししかありません。ただ彼の地の人々が幸せであることを願ってこの文章を記します。