霊性

生活をシンプルにする

生活をシンプルに。私の最近の願いです。 断捨離という言葉もここしばらく聞かれます。いろいろなものがまだ手元にありますが、不必要なものをこの数年でだいぶ処分しました。物の処分の他にも、人間関係の整理、物事・生活習慣の整理にも心がけています。 …

ラーマクリシュナパラマハムサ

人に田中嫺玉さんのことを聞きました。先生には付きましたが、彼女は主婦で、ほとんど独学でサンスクリット語を学び、「バガヴァッド・ギータ」やラーマクリシュナパラマハムサの言葉を集めた「不滅の言葉コタムリト」などを原典から訳した方です。その田中…

神を縛る

神との関係を考えるとき、3つの段階があると言います。まずは「私はあなたのもの」という段階、次に「あなたは私のもの」という段階、そして最後に「私とあなたは一つ」という段階です。 「私はあなたのもの」とは神の与える状況を完全に受け入れることです…

霊性2

以前霊性について書いたとき、霊性=愛だというようなことを書きました。それはそれで正しいと思っています。Love is God , live in love. (愛は神です。愛に生きなさい。)愛そのものは神であり、朝目が覚めてから夜寝床に着くまで愛に満たされ、愛の道か…

友なるもの

かつても書いたことがあると思いますが、インドの主な神様は108あるいは1008もの数の名前をもっています。帰依者たちが崇める神様に見るさまざまな特質がうかがわれます。インド人はこのようなたくさんの名前を唱えることを習慣にし、それを通じて神について…

全託1

今私が大きな関心をもつ霊的テーマは至福と全託なのですが、至福を実感するのはまだ時間がかかりそうですし、それよりも日常生活で愛を実践するほうが先なような気がしているので至福はもう少し年をとってからの課題かなと考えています。もう一つのテーマで…

着実さー霊性の道を歩む上で

霊性の道を歩むには着実さと根気が必要です。人間の進歩は本当にゆっくりとしたプロセスです。自分が向上していることがなかなかわからないので、普通の人はよほどの苦しみや悲しみなどに見舞われない限り霊性の道を進もうと思うことはないかもしれません。 …

適応は帰依

帰依といえば神様、仏様への愛のことです。帰依は愛の道であり、人間を超越する存在への私心のない愛を育むことが人生に不可欠であると認識する多くの人がこの道をたどっています。愛の道はもっとも安全で、最も効果的で、最もわかりやすく、最も崇高である…

プラーナヤマ(呼吸法)

ヨガや太極拳などをする人には呼吸の大切さはよく知られていると思いますが、私はそちらのほうのことはほとんど知らなかったので、呼吸の大切さについてはよく理解していませんでした。 しかし数年前に簡単なプラーナヤマ(インドの呼吸法の一種)を教えてい…

アートマの探求(スピーチ原稿)

かつて(4年ほど前)人前で真の自己(アートマ)の探求に関して話をしたことがあります。手元にあるその時の原稿を、要旨はそのままに少し手を加えたものが以下の文章です。何かの参考になれば幸いです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

ソーハムマントラ

この世は変化します。いっときもじっとしていることがありません。お釈迦様は諸行無常と言われましたが、それはこの世の性質の一つです。人は、赤ん坊として生まれ、子どもとなり、少年、青年、中年、老年、そして最後は灰へと帰っていきます。人の心も何か…

「神」、「神のもの」

日本に住むほとんどの人にとって、霊性の道を歩むということはどういうことなのかわからないと思います。私も目隠ししたまま知らぬ場所に連れて行かれ、家に戻ってきなさいと言われてひとり放り出されたかのような状態から現在まで歩んできました。溺れる者…

理智鞘

インド哲学に触れると、最初はわかりにくくもあるのですが、概念を理解すると物事がよく見えてくることがしばしばあります。その一つが五つの鞘です。人間は五つの鞘で覆われた存在だとされています。食物鞘、生気鞘、心気鞘、理智鞘、歓喜鞘です。食物鞘は…

真実の探求

悟った人にはすべてが神であり、すべてが真実です。善も悪もありません。至福に浸りきった人は何も違いが見えないと言われます。そのような人は確かにこの世にいるでしょうが、私などはまだそれがどのような境地なのかわかりません。 すべてが神だといわれて…

ガヤトリーマントラ

ガヤトリーマントラというマントラがあります。霊性について語るとき、このマントラについて避けることはできないのですが、このマントラについてどう語ればいいのかよくわからなかったので書かないできました。しかし、名前の紹介だけでもしておいたほうが…

信仰の多様性と調和

以前京都にある昔からの商家の話を読んだのですが、その商家では家のあちこちにいろいろな神様を祀っていました。自分の家の宗教は多分あると思うのですが、かまどや玄関、廊下のつきあたリなど、様々なところに恵比寿様や大黒様などの様々な神様を祀ってい…

宗教における道徳

francisco Jordan http://www.dotspin.com/photo/278529 宗教の4分の3は人格・道徳です。一部の宗教は難しい教義などで信者を煙に巻いているかもしれませんが、それでは人々になかなか受け入れられません。教義は大切でないとは言いませんが、教義ばかり気…

カルマと信愛

Paris Vara 何回か書いたことがありますが、私は行為(カルマ)の結果を味わわなくてはならないということを信じています。人が行う行為は単純に善い・悪いと区別できるものではなく、善くも悪くもないものがあったり、善悪が交じり合っているものもあります…

助けるということ

Lee Thomas スワミ・ヴィヴェーカーナンダがロンドンで行った講話『人間の本性』を何度も繰り返し読んでいます。人間とは何か、人間の本質とは何かについてヴィヴェーカーナンダが丁寧に説明しています。このような話を原稿なしに話せる彼の英知は本当に素晴…

平安

抽象的なことをよくここでは書きますが、そういうふうなものが好きなのだと思います。私は射手座で射手座は12星座の中でもっとも宗教や哲学を好むと聞いたことがありますし、五黄土星生まれでもある私はやはり宗教に少しはなじみがあるのでしょう。といっ…

プラナヴァ(オーム)

インドではプラナヴァが尊ばれています。プラナヴァとはオームの音のことです。十字架がキリスト教の象徴であるように、法輪が仏教の象徴であるように、プラナヴァ(オーム)はヒンズー教の象徴です。 プラナヴァ(オーム)はこの宇宙が誕生したときの音と言…

一体性(unity)2

世界最古の聖典ヴェーダに次のマントラがあります。 サハナーヴァヴァトゥ サハナゥブナクトゥ サハヴィールヤムカラヴァーヴァハイ テーヂャスヴィナーヴァディータマストゥマーヴィドヴィシャーヴァハィー (共に行動しましょう 共に前進しましょう 知性に…

一体性(unity)

Marcia Abramovich 世間ではほとんど聞くことのない言葉ですが、私は一体性(unity)という言葉が好きで、このブログでも時々使っていますし、その意味するところを実行しようと努力もしています。家に英英辞典があったので、ふとunityという単語を引くとそこ…

神の恩寵を想う

CAMILO GARAVITO 以前簡単なヨガを教えていただいたことがあり、その中に神の恩寵を想うポーズがありました。私はそのとき教えていただいたヨガをときどきするのですが、神の恩寵を想うポーズをしていると、体がものすごく硬くなっているがわかり、恩寵を大…

グナ(特性)

iam_ivan_m 現代日常生活で使われる言葉の多くが仏教に由来しています。中国の儒教などからも、仁や孝、礼、忠などの言葉が伝わってきました。また、幕末・明治維新以来、西洋で使われる言葉の多くも日本で使われるようになってきました。他国の概念の多くが…

正見(正しい物の見方)

Camila 日本の仏教には多くの宗派があり、私は自分の家の宗派の教えに従っているのですが、やはりお釈迦様の説かれた基本的な御教えにも関心があります。その代表的な御教えは八正道で、その最初に来るのが正見です。これは正しい物の見方の意味といわれてい…

カルマの法則

Camilo Garavito 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。新年になってもう1週間が経とうとしています。いつもと同じことをしていては、同じ結果しかありません。年をとるとなかなか生活に変化をもたらすのが難しくなります。一歩でいいので、…

クリスマス2013

Personal Trainer-IF 私はクリスチャンではないのですが、新約聖書をもっています。あまり読む時間はないのですが、ときどき目を通すと、教えのすばらしさにいつも心を打たれます。 「人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくその…

宗教と自己実現(realization)

Lan Pham 私は宗教の領域のことについてよく考えますが、世の中にどのような宗教団体や宗教法人があるかについてはほとんど関心がありません。果たして新しい宗教団体が必要なのか、その宗教団体は本当に宗教団体なのかなど考えようと思えばいくらでも考える…

妙好人とバクタ(帰依者)

今の時代にはほとんど知られていないように思いますが、かつて日本には阿弥陀仏の奇特な一群の信者たちがいました。一群といっても彼らは群れているのではなく、奇特な信者が各地に数多く存在していたということです。彼らは妙好人と呼ばれています。私は彼…