#宗教

正見(正しい物の見方)

Camila 日本の仏教には多くの宗派があり、私は自分の家の宗派の教えに従っているのですが、やはりお釈迦様の説かれた基本的な御教えにも関心があります。その代表的な御教えは八正道で、その最初に来るのが正見です。これは正しい物の見方の意味といわれてい…

カルマの法則

Camilo Garavito 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。新年になってもう1週間が経とうとしています。いつもと同じことをしていては、同じ結果しかありません。年をとるとなかなか生活に変化をもたらすのが難しくなります。一歩でいいので、…

クリスマス2013

Personal Trainer-IF 私はクリスチャンではないのですが、新約聖書をもっています。あまり読む時間はないのですが、ときどき目を通すと、教えのすばらしさにいつも心を打たれます。 「人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくその…

東西南北(news)

Chema Comez お遍路さんの用いる菅笠に 本来無東西(本来、東西は無く) 何処有南北(何処に南北は有る) 迷故三界城(迷う故に三界は城) 悟故十方空(悟る故に十方は空) という句が書かれているそうです。 東西南北は相対的なもので、日本から見れば、東…

宗教と自己実現(realization)

Lan Pham 私は宗教の領域のことについてよく考えますが、世の中にどのような宗教団体や宗教法人があるかについてはほとんど関心がありません。果たして新しい宗教団体が必要なのか、その宗教団体は本当に宗教団体なのかなど考えようと思えばいくらでも考える…

歴史(History)=神話(His story)

作られた制度・思想・文化はすべて歴史的産物なのではないかと思います。この世は時間と空間に制限され、その中で人は生きます。時間と空間に制限されたこの世はひとつの幻(舞台セット)です。 ある哲学者は、数学は歴史を超えたものだと考えていたようです…

雑念の整理

私はかれこれ十数年、毎日欠かさず瞑想を続けています。調子のいいとき、余裕のあるときは30分くらいしますが、時間がないとき、体がしんどいときは数分程度です。自分でもよく続いているなと思います。入浴しないと体のベトベトが気になるように、瞑想をし…

妙好人とバクタ(帰依者)

今の時代にはほとんど知られていないように思いますが、かつて日本には阿弥陀仏の奇特な一群の信者たちがいました。一群といっても彼らは群れているのではなく、奇特な信者が各地に数多く存在していたということです。彼らは妙好人と呼ばれています。私は彼…

サティアサイババ

私と同じくらいの年齢、あるいはもう少し若くて40歳前後以上の人の多くが彼(サティアサイババ)の名前と姿を知っていると思います。20年くらい前にマスコミでよく話題になりました。一方で30代よりも若い人のほとんどは彼を知らないと思います。 彼は2年前…

アーナンダ(至福)

お釈迦様は成人するまでお城の中にばかりいて、世の中のことをほとんど知らなかったそうです。結婚して子どもが出来たので、親が外出の許可を出し、初めて人々に接することになったそうです。 お釈迦様が外出するとそこには病気で苦しんでいる人がいました。…

霊の力、魂の力

人間にはさまざまな力が備わっています。肉体の力、知能の力、感覚の力(見る力など)、言葉の力、魂の力などです。この他にも科学技術を発達させ、電気の力や火の力、水の力などを活用しています。 魂の力、霊の力について触れたいと思います。ここで霊の力…

信じる心

人間には信じる心が自然に備わっています。信じる心がなければ人間は1時間1日たりとも平安を楽しむことはないでしょう。人間と信じる心は切り離すことができません。 たとえば幼い子どもは母親を信じています。子どもは「母親を信じなさい」と誰かに教えて…

心の違いが人間の違い

以前も書いたと思いますが、人間は肉体と心と霊(=アートマ)の組み合わせからなっています。(私はそう信じています)。肉体はそれぞれ異なりますが、突き詰めて考えればみな原子の集まりです。霊(=アートマ)は一つだと言われています。ただ一つの実在…

罪と徳

罪障功徳の体となる 氷と水のごとくにて 氷おおきに水おおし 障りおおきに徳おおし。(高僧和讃) 上に掲げたのは、親鸞上人の和讃の一つです。親鸞上人は『教行信証』という難しい本を残されていますが、一方わかりやすい歌(和讃)の形で浄土教の教えを人…

目には目を、歯には歯を

メソポタミアのハムラビ法典か何かに「目には目を、歯には歯を」という言葉が出てくるとずいぶん昔に聞いたことがあります。他人の目を傷つけたものは目を傷つけられることで償いをし、歯を傷つけたものは歯を傷つけられることで償いをするというような意味…

小さな巡礼

私は時間を無駄にするのが無性に恐ろしく、ちょっとした時間があれば、何かしています。その一つに折り鶴があります。折り紙の裏(白い部分)に祈りの言葉を書き、それらを少しずつ折っています。こまめに時間を使うと、1年で1000羽くらい折れます。これを束…

エゴ

人格心理学の研究者の話を聞いたことがあるのですが、人類の最大の発明は「エゴ=心理的に作られた私という観念」だそうです。普段、私、私というときの「私」のことです。そして私たちが最も愛するものの一つが、このエゴです。何かを食べるとき、味も楽し…

弓禅

岩波文庫に「日本の弓術」という本があります。これには阿波研造師範のもとに入門したドイツ人オイゲン・ヘリゲル氏が弓術を会得するに至った過程が書かれています。私はこの本を何度か読みましたが、日本人があまり言語化しない領域をきちんと表現しようと…

クリスマス

今日はクリスマスです。聖なる方が地球にこられたことを祝う日です。 「ある日、イエスは一個の小さなパンを分けて全員に与えましたが、(不思議なことに)漁夫たちはお腹いっぱいになるまでパンを食べることができました。さらに、このパンには類まれな甘味…

太陽神(アマテラス)と日本人

私の住んでいる地方都市は、古事記の中に2度出てきます。1カ所は神話部分で、もう1カ所は歴史部分です。どちらも全国的に有名な神様だと思います。市内の神社の多くはこれらの神様を祀っています。 天皇家の皇祖神はアマテラス大神です。アマテラスといえ…

光明瞑想

私はちょっとしたきっかけで瞑想を始めました。光明瞑想を教えてもらいました。これは光を瞑想するものです。もともとあまり瞑想には関心がありませんでした。瞑想を10年続けていますが、瞑想について語る資格もないように思います。しかし、いくつか思うこ…

現代社会

私の好きな話があります。 「カラハスティの大きな寺院建立にまつわる話があります。寺院は聖者アガスティアにより伝統に従って建てられました。バラドワジャもそれを手伝いました。 アガスティアは川堤に腰を下ろし、人夫をひとりひとり呼び出しました。か…

青い喉の神

神はいくつもの御名(名前)を持っています。インドの有名な神様はそれぞれ1008もの名前を持っています。それらにはすべて意味があります。インドでは維持の神ヴィシュヌ神と破壊の神シヴァ神が有名です。シヴァ神も多くの御名を持っていますが、その中…

内面の探求

最近関心のある人に木村秋則さんがいます。知っている人もいるかもしれませんが、奇跡のリンゴを作った人です。その木村さんが本の中で次のように書いていました。 「バクテリアなどの微生物の働きを詳しく知りたいのですが・・・」 と尋ねると、その方(日…

SPORT(遊戯)

人はどこから来て、どこへ行くのでしょうか? 人生の行く末だけでなく、私たちがどこから来たかを考えることも、人生を生きるヒントになると思います。私は輪廻転生を自然に信じることができますので、単に精子と卵子の結合から生じた肉体が命の始まりとは思…

御名1

私の家は浄土真宗です。浄土真宗では、喜びをもって「南無阿弥陀仏」と念仏することを教えの中心としています。経典を読むと、御名を唱えることに関して様々に述べられています。私は家の宗教のせいか、御名に関して深い関心を持ってきました。多くの世界中…

老いの暮れ

以前法然上人の和歌を掲載したことがありますが、今日も法然上人の和歌です。 極楽は日に日に近くなりにけり あわれうれしき老いの暮れかな ――法然上人 人間はこの世に生まれたとき、皆泣きます。この煩わしい世に生まれることが嫌なのかもしれません。死ぬ…

I am very very happy!

私の師は味わい深い言葉を多く残してくださっています。その中で私の好きなもののひとつは「サントーシャム」という言葉です。その意味は「私はとてもうれしい(I am very very happy!)」というようなものです。 たとえばある人が師のところに来て、「この問…

バガヴァッド・ギータ

『バガヴァッド・ギータ』はインドが世界に誇る聖典です。聖書に次いで世界で読まれている本だと以前聞いたことがあります。『バガヴァッド・ギータ』は「神の歌」という意味で、インドの叙事詩『マハーバーラタ』含まれています。 『バガヴァッド・ギータ』は…

JOY(喜び)を得るには

定期購読している冊子に次のように書いていました。 「もしあなたが人生でJOY(喜び)を得たければ、Jesus(神)を第一に、Others(他のこと)を二番目に、Yourself(あなた自身)を最後にしなさい」 人間にとって、神は親のようなものであり、幼子が親と調和している…