愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

小さな巡礼

私は時間を無駄にするのが無性に恐ろしく、ちょっとした時間があれば、何かしています。その一つに折り鶴があります。折り紙の裏(白い部分)に祈りの言葉を書き、それらを少しずつ折っています。こまめに時間を使うと、1年で1000羽くらい折れます。これを束ねて、千羽鶴を作ります。

母親は家の近くの延命地蔵様や十一面観音様によくお参りしていました。その姿を身近に見ていたので、町を歩いている時、私もお地蔵さんによく目が行きます。お地蔵さんは町のあちこちに鎮座していらっしゃいます。結構数が多いものです。

それらのお地蔵さんに千羽鶴が出来た時に捧げています。まだそれほどたくさん捧げてきたわけではありませんが、世界の平和などを祈って折った千羽鶴を捧げることが、私にとって小さな巡礼の旅のようになっています。

それぞれのお地蔵さんは、その近所の人たちがきちんと心を込めて管理されています。いつも花が飾られているところも多くあります。地域の人が頻繁に訪れるお地蔵さんもあります。一方、少し管理が行き届いていないお地蔵さんもたまにあります。

お寺や神社、あるいは教会などに、もっと人が集まり、人生について考えたり、人としてどう生きるかなど意見を交わしたりすることを通じて、それらの宗教施設がもっと活気あるものになればいいと願っています。そういう場所と関わりを持つことで人生が豊かになる、と多くの人が感じれば人々はそういう場所を喜んで大切にするでしょう。私にとってお地蔵様は身近に寄れるそのような場所の一つです。

お地蔵様は私たちを守ってくださいますし、私たちの信仰がお地蔵様の励み(?)にもなります。人がお地蔵様に手を合わせる姿を目にすると、私は胸が打たれることがあります。身近なお地蔵さんへの小さな巡礼を続けていこうと思っています。