愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

向上を妨げるもの

 特に霊性面においてですが、人間の進歩・向上を妨げるものが4つあると聞きます。一つは「眠り」、一つは「心のさまよい」、一つは「衝動・本能・激情」、最後に「(低いレベルでの)満足」です。

 眠りとは、私はお酒も飲まないし、ギャンブルもしないので、想像ですが、多分そういう類の現実から逃避して迷妄に浸る込むような状態のことです。実際に何もせずに普段寝てばかりいるのも同じです。眠りの世界にいると向上しません。それを避けるために、ちょっとしたことでいいので活動の領域にいることが大切だと思います。

 心のさまよい。これは私にもかなりあるのですが、目の前の何かに集中しようとしても意識が他所に飛んでしまうような状態のことです。短い時間なら誰でも集中できるでしょう。しかし意識を遊ばせることも多少は大切だと思う私は、まだ十分にこの状態を克服できていません。多分、日常的に瞑想をしているとこの傾向は減ってくるものと思われます。

 衝動や本能、激情に従って行動していると、人生が思うように行かず、結果として落ち込んでしまうことがしばしばです。人生はアスファルトで舗装された道路を進むようにスムーズに運ぶことが望ましいのでしょうが、衝動や本能によって穴の開いたでこぼこ道ではなかなか前に進みません。私はどちらかというとあまり激情に動かされるほうではないのでこの点はあまり心配ないですが、激情に従ったときに苦悩や惨めさを味わった経験はあります。

 そして(低いレベルでの)満足。これは大敵だと思います。着実な努力によって人は人間として向上したと実感する瞬間があります。かつての自分と比べて成長したし、他の人と比べても優れていると感じるとき、しかし確実に落とし穴が待っています。これは日本人が多く引っかかる障害物の一つでしょう。世界を知らない人は、ちょっとしたことでもう十分と勘違いしてしまいます。山の頂上を目指さないといけないのに、2合目か3合目あたりで満足している人が山ほどいます。自戒を込めて、より高いレベルを目指し続けたいと私はおもっています。

 英語で申し訳ないのですが、これに関連する動画がありましたので載せておきます。


 日本に限らず世界中にアドヴァイタ(不二一元論)について語る人がいます。この動画を見てそれがどういうことなのかわかりましたが、ただ単に語るだけ人は、レベルの低いところで満足している人たちなのでしょう。最大限の努力を一生涯にわたって行ったとしても、人が目指すべき高みに到達できるかどうかわからないと思っています。であるがゆえに、謙虚さを失わずに歩み続けたいのです。