チャクラと光明瞑想

私はインド(バーラタ)に関心をもっていますが、それはサイババがインドと不可分であることによります。サイババを知る前にバガヴァッド・ギーターのことを知っていたと思いますが、サイババに関係なくインドに強い関心があったわけではありません。サイババに関心をもち、その御言葉に触れる中で、少しずつインド文化への関心を深めていったわけです。それ故に今日触れるチャクラにはまったく関心はありませんでした。それらに関係するヨーガにもです。そもそもサイババはチャクラについて公的にはほぼ語っていませんでしたから。

 

しかしふとチャクラについて調べてみることになりました。ガナパティアタルヴァシールシャムというヴェーダの中に「トヴァムムーラーダーラスティトーシィニティヤム」という詩句があったからです。ムーラーダーラというのは土台のような意味ですが、それについてもう少し調べていくうちにムーラーダーラチャクラというものに出くわしました。これは7つあるチャクラのうちの1番最初のもので、会陰部にあるとされます。そしてそれをきっかけに他のチャクラについても検索して少し調べてしまいました。それなりに興味深いことが書かれていました。

 

私は専門家ではないので詳しく述べることはできませんし、検索で一般的なことを調べて大ざっぱに自分なりに理解しただけですが、ふとそれらのチャクラを開発するのに光明瞑想が役立つような気がしました。今日はそれについて書いてみます。

 

チャクラは7ヶ所あるようです。会陰部、丹田辺り、みぞおち辺り、胸(ハート)、のど、眉間、頭頂部の7ヶ所です。チャクラが開くと一般にいわれますが、これらの7つのうち一部は開いているのを体感します。他の部分については、開いているかもしれないし開いてないかもしれないし、今の私にはその微妙さがピンときていません。しかしそれについては今は触れないでおきましょう。

 

私の理解では、会陰部の第1チャクラは自分の存在を支えるチャクラです。大きなものに根ざしている感覚でしょうか。丹田辺りの第2チャクラは生命エネルギーが身体に浸透している感覚です。第2チャクラは性に関係しているという記述があったと思います。第1チャクラは男性性で第2チャクラは女性性だという記述も見かけました。みぞおち辺りの第3チャクラは自信に関係するようです。太陽の光にあたったり活動によって育まれるようです。これら第1から第3チャクラが人間の基礎でしょう。胸(ハート)の第4チャクラは愛に関係するようで、私的には霊性の開花のことだと思います。第1から第4チャクラで霊的存在としての人間です。第5チャクラののどは表現に関係するようです。愛が外へ拡散しているということでしょうか? 眉間の第6チャクラは直観や英知のことらしく、これは超越者への近接でしょう。頭頂部の第7チャクラは悟りのことらしいのですが、これは超越者との融合=人生の目的の成就に関係していそうです。

 

さてこの7つのチャクラと光明瞑想に関してです。光明瞑想について再度簡単に触れておきますと、脚を組んで座った姿勢で眉間から光を取り入れて目を閉じます。光をハートに下ろし胸(ハート)を光で満たし、そこに蓮のつぼみを思い浮かべその花びらがひとひらひとひら開いていくのを想像します。そのあと光で手足や胴体を満たし、首を通って頭部へ光を移します。舌や耳、目、頭脳を光で満たします。そして頭頂部から光を外の世界へ拡げていきます。親や家族、親族、友人、知人、敵対者などを光で満たし、地域や社会、国や世界、自然、宇宙を光で満たします。そして「私は光の中にあります。光は私の中にあります。私は光です。」と思って静かに瞑想状態を楽しみます。しばらくして光をハートに戻し、目を開け、日常生活に戻ります。

 

この光明瞑想の手順をみればわかるように、光明瞑想は少なくとも眉間とハートと頭頂部はかなり意識している瞑想です。また光で全身をくまなく照らしていく作業がありますので、特別意識的ではないかもしれませんが、他のチャクラも一応光で照らされています。つまり意識の強弱はあるにしろ、すべてのチャクラは光で照らされているわけです。

 

私には開いている自覚のあるチャクラがありますが、毎朝ハートを開く姿を思い浮かべていますので第4チャクラは特にその自覚が強いです。また比較的歩くことが多いからでしょうか、自信もある程度あり、それが光明瞑想のおかげかはわかりませんが、第3チャクラもほどほどに開いているのでしょう。他のチャクラについても光明瞑想の影響はありえます。ただしこれまで光明瞑想にチャクラを開く効果を求めたことはただの1度もありません。

 

チャクラに関することは、しっかりした師につかず自己流でやると危険があると聞きます。なのでチャクラに関することを私自身は勧めませんが、光明瞑想を適切に行い続けていれば、それに関する効果があるかもしれないなと最近思いました。私は光明瞑想を勧めます。