愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

震災から学ぶ

 もうすぐ3月も終わりになります。今月11日で東日本大震災がおきてからもう5年になりました。11日ころには特に震災関係のニュースが新聞・インターネット・テレビなどで見られたのですが、3週間経つともうほとんど見られません。

 私にとっては1995年の阪神淡路大震災は大きな衝撃でした。1995年には地下鉄サリン事件もあったのですが、私個人にとっては地下鉄サリン事件は大した事件ではありませんでした。しかし阪神淡路大震災は大事件でした。同様に2011年の東日本大震災も大事件でした。津波の映像はまだ心に残っていますし、何といっても原発事故がまだ収束していません。

 どちらの地震においても、ニュースには結構目を通してきました。阪神大震災の際には、関西に知り合いがいたので、その人たちの安否が心配になり、連絡を取ったりしていました。東北地方に直接の知り合いはいないので、東日本大震災の際には安否確認はしなかったのですが、しかしわずかばかりでも力になりたいと、物資を送ったり、東北地方で活動を続けるNPOにわずかながら寄付をしたり、東北地方の会社のつくるものを買ったりしました。

 しかしながら、時は流れ続け、今年震災5年目を迎えて、私は二つの震災から何も学んでいないことに改めて気づいたのです。そこで何か一つでもそこから学びを得て、自分の人生の一部にしようと思いました。そうすることで震災の記憶を私の個人的な人生にとどめることができるのではないかと。

 思い起こせば、東日本大震災では「絆」が叫ばれました。東北地方の方々との絆も大切で、寄付や東北地方の産品を買うことも、細々とでも続けたいと思っているのですが、同時に私が住んでいる地域の身近な人々との絆も大切だと思い至りました。

 私の住む県のある無人駅にあるパンフレットは生徒数が多分10人いるかどうかの小学校の児童が作ったものでした。いつもならそれを見て終わりなのですが、今月その小学校にパンフレットを見た旨の手紙を送りました。
 あるNPOから定期的に活動の様子を伝える手紙が来るのですが、いつもは読んで終わりなのですが、それに返事を書きました。
 数年来会っていない古くからの友人にも連絡を取ってみました。

 些細なことではあるのですが、身近なところにある絆を大切にしようと思っているのです。このことを忘れないために、東北地方の大漁旗を用いて作られたブレスレットを買いました。

 「愛は拡大。収縮は死」。今ある絆を大切にし、ちょっとした出会いも大切にしていきたいと思っています。インターネットで知り合った人とはほとんど会ったことがありませんが、その縁ももちろん大切にしていくつもりでいます。