愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

物やアイデアはあふれている

今日本には、物やアイデアがあふれていると思います。確かに経済的な問題を抱えている人もいますが、全般的にみて豊かだと思います。私の家の中を見回してもさまざまな物があります。最近はできるだけ物を買わないようにして、家の中にある物をまず使うように心がけています。そしてどうしてもそれがなければ困るような場合だけ買うように心がけています。たとえばメモ用紙なども、カレンダーの裏側などを使っています。パソコンも少し古くなってきましたが、必要なことはまだできるので、大切に使っています。

 浄土真宗再興の祖と言われる蓮如上人は、物を非常に大切にされたそうです。蓮如上人は幼いころ非常に貧しく苦労されたそうで、もののありがたみがわかる人だったと言います。インドの聖者ラマナマハリシも非常に物を大切にしました。お米がこぼれるとそれを一粒一粒拾って大切にされたそうです。

 アイデアもたくさんあふれていると思います。どんな本でもたいていは実践する価値のあることが一つは書かれています。私は最近実用書を買って、自分でできることは自分で出来る限りするようにしています。料理の本や、園芸の本、自転車修理の本、編み物の本などが最近役立っています。実用書に限らず、文庫や新書でも道徳的な価値や実際的、実用的な価値がたくさん書かれています。ビジネス書などにも役立つようなことが書かれています。また新聞やテレビ、インターネットなどを見ても優れたアイデアはたくさん見つかります。これらのうちのわずかでも実践されれば、日本はすぐにでも一層豊かな国になると思います。

 最近韓国の家電メーカーの業績が好調ですが、韓国のメーカーはもう10年先を見て、新しい技術の研究開発に取り組んでいます。博士号を持つ人を10人単位で日本に送って、日本の大学で研究しているそうです。韓国の研究者を受け入れている教授は、自分の研究成果が活用されることを喜んでいますが、日本の企業はほとんど関心をもたないとの不満も口にしています。日本の大学でも活用されるのを待っているアイデアはたくさん埋もれていると思います。

 人は100のすばらしいことを語るよりも、自分の語ることの1つか2つでも実践した方がよいと言われます。真の繁栄は、地道な努力によってもたらされます。日本は数字の指標の上では今後大きく発展することはないかもしれませんが、今ある物やアイデアを大切に活用して、さまざまな価値を着実に実践して、地道な努力を怠らなければ、今よりも遥かに質の高い繁栄と満足が得られる社会を築くことができると思っています。これまでの50年で得られなかった平安と幸福が得られると思います。