愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

自信と満足

 私たちは満足がないとなかなか生きていくことができません。満足がなければ、人は心配にさいなまれます。人々は心配の犠牲となり、さまざまな問題を解決できない状態に置かれます。

 満足を得る前に、まず自信がなくてはなりません。自信とは自分を信頼することです。世の中には幼いころから自信のある人と、あまり自信のない人がいるようです。私は自信のないほうの人間でした。しかし、私の師によれば、自信は誰にでも備わっているそうです。

 たとえば人は悪いことをするときには自信があります。悪いことをするとき、「えい、やっちゃえ」と考えて悪いことをしますが、それが自信であるというのです。それと同じように、良いことをするときにも人は自信を持って行うことができるというのです。人はこのように、自分を信頼して(自信を持って)生きていく必要があると言います。

 さて、満足はどうすれば得られるでしょうか。それは自信を持って自らの良心に従う生活を送っていれば、次第に得られると言います。悪いことをしていては満足は得られません。良心はつねに良いことを私たちにささやいているのですが、それに従い続けることが重要です。

 満足は富や地位や家族からは得られません。富や地位や家族は単に富や地位や家族でしかなく、それは満足とは異なるものです。富や地位や家族を得ることは問題ありませんが、それだけでは満足は得られません。真の満足は自分に満足することです。自分の良心に従うとき、自分に満足するのです。

 人は他の人と同じことをしていても満足を得られるわけではありません。各人には各人の道があります。それぞれの個性や才能、置かれた環境の違いがあり、それぞれの状況においてなさねばならないことは異なっています。しかし良心は、どのような状況においても、そのときにふさわしいことを私たちに促してくれます。

 私たちは満足が得られたときに、ひょっとすれば初めて、落ち着いて自分や周囲の人々のことを冷静に見つめることができるのかもしれません。心配にさいなまれている人にとって、物事をそのまま受け止めることは難しいと思います。

 満足は真の富です。欠けているものがないのですから。日本人は金銭ではかれる富だけでなく、このような満足という富も獲得し、世界中の人とこの富を分かち合うべきだと思います。