最近はその量は減ってきたのですが、サイババの御講話を長年読んできました。心の琴線に触れるというか、その表現の妙にうたれ心で咀嚼した言葉は1000はあると思います。しかし一方で時間が経てばその内容を忘れてしまうのも事実です。心から流れ去ってしまうものは本当には自分に必要なものでなく、心に残っているものこそが自分に必要なものだといわれますが、多くを忘れ去ってしまっても長年心の片隅に残り続けている御教えはあります。その1つが「息を引き取る瞬間までセヴァ(奉仕)し続けなさい」というものです。人間というのは一つの場であり、そこに入り込んでくるもの・ことと出ていくもの・ことで構成されます。私たちは食事や感覚を通して多くを知ってか知らずか取り込んでおり、それに対して出す行為をしなければ人間としてのバランスを失ってしまいます。出す行為というのが表現や仕事になるわけです。また行為の結果による束縛を避けるためには、行為の結果を求めない行為(奉仕、セヴァ)が重要になるわけです。
私の残りの人生は短ければ10年前後かも知らず、少し長生きすれば30年前後あるかもしれません。人の老いはさまざまで早死にする人と長生きする人がいるのですが、例えば私の母は早くからあまり長生きしないことを悟っていたようなところがあり、実際に70に届かず亡くなりました。私自身は今後急激に何らかの衰えに襲われる可能性がないことはないのですが、それでも健康維持に気を付ければ平均寿命並みには生きれるかもしれないなという感触があります。しかし繰り返しになりますが、運命はわかりません。あと30年寿命があるとして、その間にやっておきたいことがあります。今日はそれについて触れてみます。
まず第1に、たとえば経済的な理由などで塾に行くことができずしかし向学心のある児童・生徒を主な対象として算数・数学と英語学習の基礎を無料で教えたいと思うことがあります。向学心が低くても、低学年の時に少し学習に遅れが生じたがゆえに高学年になってついてゆけなくなった人のフォローも考えています。大々的なことは考えていません。ほんの10人くらいでも対応できればいいかなと思っています。既存の塾の邪魔をする気持ちもありません。また本に触れることの少ない子どもたちに無料あるいは十分に低額の本を提供することができればいいなとも考えています。主にブックオフなどで私の目から見ておもしろそうな、勉強になりそうな本を仕入れてきて、それを無料で提供します。もし仮に無料で学習支援や本を受けとることに気がひける家庭があるならば、お布施方式でもいいでしょう。子どもたちにとっての第3の場的なものを考えています。基本的に道徳的な説教はしません。集団としての規律は守ってもらいたいですが、何かあっても説教は避け、ただしどうしても必要な時は私自身が実践していることに限り優しい言葉で何かを語るかもしれません。私はこのような無料塾や子ども書店のようなことを考えていますが、需要があるかどうか今の時点でわからず、しかし取り組むとすればそれなりに覚悟が必要になるだろうことはわかっています。
第2に、私は妙好人の人生に影響を受けてきて、妙好人に関する文献を後世につなげることをしたいのですが、それはお寺に関係した活動をするというのではなく、青空文庫に、まだ収録されていない妙好人に関する文献を登録したいという思いがあります。さらには広く、古い仏教の文献やバーラタ(インド)の思想や文化に関する文献の登録も考えています。今青空文庫を見る限りそういう類の文献はほとんど登録されていません。青空文庫以外に日本の良き文化を伝えていく方法を個人的によく知らないのですが、他に方法があればそちらにも関心を向けたいと思っています。
第3に、サンスクリット語の学習です。正直にいえば語学の学習は気が少し重いのですが、それでもサンスクリット語の世界には山のような宝が埋まっています。その鉱脈の一部を探り当てたいという思いはあります。サンスクリット語学習に関する文献はそれなりにすでにそろえています。あとは実際に学習に取り組むだけというところです。インターネットではサンスクリット話者にサンスクリット語を直接教えてもらえることもできるようです。
その他になりますが、私は歳をとって経済に関する新聞や雑誌を見ることが増え、それらに目を通しているといろいろな事業のアイデアが浮かんできます。また、このブログで書いてきたりツイッターで書いてきたことの一部でも出版できればという思いもあります。しかし、もう書くのはやめましょう…。
やりたいことは山のようにあるのですが、残り時間が30年としてもできることはわずかです。上に挙げたことの1つでも満足できる質でやり遂げることができれば、それで十分に祝福されるでしょう。時間を無駄にせず、小さな選択を重ねていくつもりです。
今年はこのブログの記事が最後となります。例年は年の最後に1年を振り返るのですが、2024年の振り返りは年が明けて2025年の抱負とともに述べるつもりでいます。今年少しでも私の記事を読んで下さった方々に心より感謝申し上げます。皆様方がよい年末年始を迎えることができますように。次回のブログは3週間後の1月9日を予定しています。どうもありがとうございました。