愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

女性について

体が男性で心が女性の人がいたり、その逆の場合もありますが、基本的に人間は男性と女性の二つの性からなっています。私は男性ですが、男性であることが普通の状態であって、女性であることがどういうことなのかについて考えたことはほとんどありません。勝手に想像をめぐらしても頓珍漢なことしか思いつかないような気がしますし、偏見にまみれたことしか思いつかないかもしれないからです。ただ、最近少し思うことがありました。女性について考えていたわけではないのですが、結婚に関する本に目を通していてふと思うことがあったのです。
 
私は霊性や宗教に関する話題についてさまざまに触れているのでわかるけれども、宗教の聖典などには程度はさまざまですが、女性について少し「厳しい」見解を記しているものがあります。女性に求める道徳律が厳しかったり、場合によっては劣った存在であるかのようにほのめかしている記述です。それらが長い年月の間に人々の女性に対する偏見を形成していることがあることも理解しています。
 
私の見解としては、女性と男性とでは違いがあることは間違いありません。少なくとも体の作りはそうですね。そしてホルモンなどの影響で心理にも違いをもたらしている可能性があるかもしれません。最近よく聞くジェンダー(社会的にまとった性)の違いというもののあるでしょう。肉体や心のレベルでは確かに違いがあるけれども、アートマ(人の存在)そのものには肉体や心の影響、つまり男女による違いはないとされており、霊性という領域においては、その意味で男女平等です。しかし私も含めて99%以上の人は、肉体の影響を完全に取り除いて生きることは不可能なので、道徳的に間違いのないような規範が定められていること自体に特に反対するわけではありません。内容によりけりですが。
 
女性に求められる道徳的規範が男性より厳しい理由の一つに、女性が優れていることがあげられます。日々流されるニュースを見てもわかる通り、愚かなことをする人の多くは男性です。女性も間違いを犯すことはありますが、少なくとも女性の何倍もの男性がその愚かさでニュースの話題を提供しています。有史以来人類は1万を超える戦争を行ってきたといわれますが、それらはほぼ男性の愚かさが原因です。男性には何も知らないのにすべてを知ったようなふりをしている人が結構いますが、女性にはかなりのことを知っているのに何も知らないふりをしている人が結構います。男性と女性とでは賢さが違うのです。かつて知能指数の分布に関する知見を述べた文章を読んだことがあり、その知見が正しいのかどうかよく分からなくはありますが、知能指数は男性と女性とでは男性の方が標準偏差が大きいようです。つまり男性と女性の知能指数の平均値が同じであるとすると、飛び抜けて知能が高い人と飛び抜けて知能が低い人には男性が多いということです。これは知能の話です。人間としての知恵や英知に関して指数化されたものがあるのかどうか知りませんが、男性より女性の方が徳高く常識が備わっている人が多いような気がするのは、私の偏見でしょうか? 霊性の道に関心を持つ人は男性よりも女性の方がずいぶん多いものです。知能は知恵がないと社会に対して害をなします。
 
さて話は戻りますが、女性が優れているがゆえに女性に道徳的規範が求められるという点に関してです。通常男性と女性が結婚して夫婦となります。夫が妻ほどに優れているならば、妻がさまざまに手を抜いても別に家庭は問題ないわけです。しかし男性が女性より劣っている状況において、女性が堕落すると家庭が崩壊する可能性がより高くなります。親と子に関しては通常親のほうが社会経験などがあり親の道徳的能力に期待して親に子育てが任されているのと同じで、女性と男性とに関しても、女性の方に優れていることの自覚は求められます。そういう文脈での女性に対する規範の明確化ではないかと私は思うのです。私はかなり内省的なところがあるので、その意味で女性的な要素がありますが、内省的なところのほとんどない人はぱっと見愚かな印象を受けるのは確かです。
 
次に生まれ変わるとき、男性になりたいか女性になりたいかを聞くと、調査によって数字はよりけりなのですが、過半数の男性は男性に生まれ変わりたくて過半数の女性は女性に生まれ変わりたいという結果が出ます。私などは現在の日本における女性の待遇を見ていると、日本で女性に生まれ変わるのは少しつらそうな気がするのですが、それでも女性が女性に生まれ変わりたいというのは、女性の方が本来道徳的であって道徳というものが自分の存在に肯定感をもたらすからではないかと思うのです。
 
私の読んでいる本にはこういう記述があります。
"Men should realize the high status of women and honour and respect them accordingly."(男性は女性の置かれている高い地位を理解し、それに応じてたたえ尊敬すべきです。)そうすると家庭はうまくいくということです。夫婦というものは対等な関係です。さまざまに釣り合いが取れている方がうまくいくような気がします。しかし男性は愚かですから自分以外の人間が愚かに見えることがあって、女性が優れていることを忘れるわけです。それへの警告といえる言葉でしょう。
 
男性にはある種の愚かさがあり、そして人体の生理作用か何かが原因なのでしょうが、女性にはある種の弱さを感じさせることが時にあります。そういうものを含めて、お互い欠けたものを補い合うために、互いを求め人は結婚していくのでしょう。まずは家庭が整い、そこで築かれた基盤が地域、社会、国へと広がっていく中で、女性は社会や国の中でリーダー的役割を果たすことができますが、その点で日本は世界的に女性への敬意が低い国のように思えます。別に女性に限ったことではないのですが、人の能力が発揮されないと社会や国は発展しないものです。 
 
最後になりますが、男性・女性と大雑把なカテゴリーで書きましたが、個人個人を見ることが大切なのはいうまでもありませんし、新たな偏見を作り出そうとする意図もありませんことはご理解ください。