愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

人間に与えられたさまざまな力

 人間にはさまざまな力が与えられています。体の筋肉の力、熟練した技術を持っている手、理性の力、他に影響を及ぼす地位の力、科学的知識の力、感覚器官と心をコントロールし有益に活用する力、識別の力、意志の力、金銭の力、徳の力などです。

 体力は何をするにも必要です。病気になると体が機能していることに感謝するようになります。また人にはそれぞれ得意な技術があります。論理的に考え抜く力も正しく使えばそれは大きな成果をもたらすでしょう。知識も力です。これも与えられたものです。その他ありとあらゆるものが私たちに与えられた力なのです。

 人間はこれらの力を活用しなくてはなりません。各人が各人の方法で、各人に与えられている力を活用し、より大きな力を持つことができるように努力し、社会のために貢献しなくてはなりません。もしそれらの力を有用に活用しなければ、すべては無駄であり、無駄であるどころか罪と呼ぶことができるのかもしれません。

 たとえば、お金を貯め込んで、死ぬまで貯蓄しておくならば、それは罪です。それは少しでも活用されれば、世の中のためにもなっただろうし、あるいは、消費して自らの必要を満たすこともできたからです。吸った空気を吐き出さなければそれは体に害をなすように、金銭を貯め込むことは害をなすのです。
 金銭だけでなく他の力も同様です。すべて与えられているもは有効に活用されなくてはなりません。世間では、機械や農産物を生産すること、あるいはサービスを提供することをビジネスと呼んでいますが、自らに与えられた力を最大限活用することが、ビジネスの基本です。ビジネスマンだけでなく、すべての人がビジネスに携わっていると言えます。感覚器官や心をコントールして、最大限の仕事を果たすことができる人は、ビジネスの世界でも必ず成功するのではないでしょうか。

 自らに与えられている力を正しく使うことを習慣にしていると、力はどんどん増して行きます。体力は年をとると確かに落ちるかもしれませんが、識別の力、経験から得た知恵の力、地位の力、徳の力などは年をとるごとに増すことが多いのではないでしょうか。このようにして、自らの力を完成し、増強しようとすることによって、自己実現がはかられていきます。

 人間はとても祝福された存在です。動物は与えられた行動パターンしたとることができませんが、人間は意志を持って生きることができます。しかも、最高の高みに昇ることができます。せっかくのこの機会を活かすことは大いなる喜びであると言えます。