愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

Life is a picture, paint(draw) it!

 かつてこのブログでは、Life is a challenge, meet it!  Life is a dream, realize it!  Life is a song, sing it! の3つについてそれぞれ書いたことがありますが、今日はそれに一つ新たなものを加えます。Life is a picture, paint(draw) it!(人生は絵です、描きなさい!)です。

 昨年末の新聞のコラムに次のような言葉が載っていました。
「最初の線は生きています。だから消してはいけません。」(図工の先生)(朝日新聞 2018.12.19 折々のことば)ものをよく見て最初に手先が動いた瞬間の小さな発見を大事にしなさいとのことらしいです。

 私は学校に通っていた頃は主に授業で絵を描くことがありましたが、大きくなってからはほとんど絵を描くことがありませんでした。絵を描くにしても、できるだけ上手に描かないといけないかなという思いがどこかにあり、絵を描くのに気が引けるというかそういうところがあったのです。そうですね、最初の線を引く時は勇気を必要としたものです。しかし自分が引いた最初の線が、結局のところ最後まで生きるのなら、もしかしたら絵を描くことは堅苦しいことではなく、むしろ線を引くことで可能性がそこから現れてくるのかもしれません。

 次のような言葉もありますし。
 「何度でもいいます。好きな絵を描いてください。自分が描きたい絵を素直に描いてください。こういう絵が仕事に繋がりそうとか、こういう絵でないと仕事が来ないとか、オシャレなとか、明るくとか、可愛くとか、そういうこと一切考えないで、自分が楽しめる絵を描いてください。そこが一番大切だから。」(山田博之 イラストレーター ツイッターより)

 私は文章はたくさん読んできたし、それなりに書くことも多かったので、文章に関する要点はかなり身につけていて「自分の文章」はあるのですが、絵に関しては「自分の絵」といえるものはこれっぽっちもありません。しかし思うに私が絵に関して感じている気持ちは、私が人生に対して感じている気持ちに近いところがあります。

 人生における決断は「線を引くこと」に近いかもしれません。どの線も必ず生きるならば、線を引くことを恐れないのでしょう。人生という絵のさまざまな色は、勇気、愛、忍耐、感謝、謙虚さ、調和、慎みなどなどの諸徳にたとえられないでしょうか? それぞれの人は置かれている環境も運命も、あるいは知性も富も異なり、各自の人生の絵のモチーフはさまざまかもしれませんが、人生の絵はその美=神性をもって完成するといえます。

 日本人は感性が細かいところがあって、人生に高度な数学に求められるような厳密さを求める人がいたりして、そういうことはほとんどすべての人にとって無理なことなのですが、一方もし人生を絵にたとえたならば、人はもっと自由にそして創造的でいれるような気がします。絵を描くには構図も大切ですし、細部を丁寧に描きこむことも求められます。意外に人生を絵に例えるのは適切なことなのではないかと、ここ数日思っていました。

 Life is a picture.(人生は絵)。そう思うと私の後半生もまだまだ大きな可能性があるような気がしてきます。