愛に生きる

日常生活から少し離れて内省の時間にふと浮かんだ思いを記します。

一体性(unity)3

 現代に日本でほとんど聞くことがなく、しかし深い意味を湛えていて広まって欲しい言葉がいくつかあります。一つは霊性、一つはダルマ、一つは一体性(unity)。他にもありますが、この三つはどれも深く探求するに値するもの。初めてこれらの言葉を聞いた人は、それが何を意味するのか思い浮かべるのも困難ですが、これらの言葉を実際に生き、広める人がいない現状を見れば、仕方がないような気がしています。

 今日は一体性について少し触れてみます。
 私はサイババの御教えの一つか二つでも生活に取り入れようと努めていますが、そのサイババの御教えに関心のある人の団体があります。サティアサイオーガニゼーションといいます。ここのメンバーになると遵守することが求められる行動規範(コード)があります。

1.毎日の瞑想と祈りを行う。
2.週一回、家庭において、家族と共にバジャン(礼拝)と祈りを行う。
3.家庭の子どもを霊性と道徳教育のプログラムに参加させる。
4.サイセンター/グループの社会奉仕活動に参加する。
5.サイセンター/グループの霊性の集まりに定期的に参加する。
6.サイ文献(霊的文献)を規則的に学ぶ。
7.誰に対しても、穏やかにやさしく話す。
8.他者の悪口、特にその場にいない人を悪く言わない。
9.「節制のプログラム」を通じ、欲望に節度を設けて、そこで蓄えたものを奉仕に役立てる。

 以上の9つです。このコードを守るということとサイセンター/グループのメンバーであることはほぼ同意義だと私は理解しています。

1.瞑想は人の存在と思いと肉体のバランスをもたらしてくれます。(人間における一体性)
2.家庭における祈りや礼拝(バジャンは礼拝と理解してもいいような気がしています)は家庭のメンバー間の一体性をもたらしてくれます。
3~5.サイセンター/グループでの教育・霊性・奉仕の活動に参加することで多様な信仰と信念をもつサイセンター/グループのメンバー間の一体性をもたらしてくれます。
6.サイセンターではサイババの文献を勧めていますが、広く自分の宗教に関する文献や他宗教の優れた古典に目を通すことも有益だと思います。これはこれまで人生を通じて獲得した自らの霊的理解を確かなものにしてくれたり、今後の人生への気づきを与えてくれます。また時代や地理的条件を超えたものとの一体性をもたらしてくれます。
7~8.言葉を適切にコントロールすることで、普段接するさまざまな人との一体性をもたらしてくれます。
9.欲望を節することでより自らの本質に気づき、また欲望の節制によって生じたものを他者と分かち合うことで、多くの人(特に困難な状況に置かれている人々)との一体性がもたらされます。

 この9つの行動規範(コード)はサイセンター/グループだけでなく、他の霊性・宗教団体にとっても有益な規範になりうる思いますし、こういう規範を尊重することで、すべては一つであるという確かな感覚がゆっくりとですが促されていくような気がします。あるいは何らかの団体に所属しなくとも、ただ各家庭で家族と共に定期的に祈りや礼拝を行うだけでも、家族間に大きな絆をもたらしてくれます。

 実際のところ、あくまでも私の私見ですが、この9つの行動規範(コード)はサイセンター/グループではあまり守られておらず、守っている人はそこに参加する人の半分に満たないと思います。ですので、サイセンター/グループにも(コミュニティはあっても)まだ一体性(ユニティ)が根付いているといえない状況です。

 一体性。この世界が一つであること、私たちの所属する社会が一つであること、私たちの職場や家庭が一つであること、魂ー心ー体の統一体として私たち個人がバランスが取れていること。この地上のただの一人も見捨てられることがないこと。これらをもたらす公式は上にあげた9つの行動規範(とその状況に応じた適用)にあるという気がしています。

 サイババは近い将来世界はサイセンターになるといっていたことがあります。それはおそらくサイセンター/グループという物理的な団体が栄えるということでは必ずしもなく、これらの一体性の公式(9つの行動規範)のいくつかがさまざまなところで実践される機会が増えていくということを意味しているのではと今思っています。

(今日は一体性やサイセンターという一般の人にはほとんどなじみのないことに触れてしまいました)